雨楽な家BLOGBLOG
トイレは自然素材の快適ひとり空間
世界をリードする日本のトイレ
「日本の公衆トイレは清潔で、しかも無料だからいいね」と、外国人旅行者は高く評価しています。都市部の観光協会が企画する、有名建築家やデザイナーが手がけたトイレをめぐる「公衆トイレ観光ツアー」も訪日客に大人気。
公衆トイレ清掃員の日本人男性の何気ない日常を描いた映画がハリウッドで評価され、米アカデミー賞にノミネートされたことも記憶に新しいできごと。世界中の人々が日本のトイレ事情に興味津々です。
日本の公衆トイレ設備は、温水洗浄便座はもちろん、節水機能や排泄音を擬音でかき消す装置など、いたれりつくせり。家庭でも、お手入れのしやすい形状や汚れにくい表面加工、液体洗剤による洗浄機能を有する商品が一般的になりました。
尿検査が可能な健康チェックセンサー、心拍・呼吸数がわかる便座なども、すでに開発されています。スマホ連動体組成計のように、各家庭でスマホと同期して尿検査の計測データを管理できるスマートトイレが主流になる時代も、もうまもなくやってきます。
目次
1.自然素材に包まれたトイレの魅力
トイレは何も特別な場所ではありません。いわば個室のひとつ。家族全員が毎日利用し、使用時は誰にも邪魔されない自分だけの部屋。大切なゲストが使うこともあるでしょう。
柱や壁の密集した強度のある空間ですから、地震の際に「トイレに逃げ込む」ことも考えられます。他の居室のように、清潔でホッとできる、居心地のいい空間にしたいですね。
写真は、無垢の木と漆喰・和紙でつくる自然素材の家、「雨楽な家」のトイレです。柱と床はヒノキ材、壁は漆喰の塗り壁、天井はスギ材。ヒノキ材は水に強いので、トイレの床でも大丈夫。無垢の木の心地いい香りがして、まるで森林浴をしているよう。
無垢の木・漆喰壁は調湿性能が高いため、トイレの中は四季を通して空気さわやか。木の香りにはリフレッシュ効果があり、ストレスを和らげてくれます。木の香りを嗅ぐと血圧が低下するなど、人の感じる快適さが科学的な実験によっても実証されています。自然素材に包まれた「雨楽な家」のトイレなら、気持ちいいリラックスタイムをすごせそうですね。
2.トイレを多機能の快適ひとり空間に
コロナ禍の頃、在宅家族が多くなりストレスが増え、ひとりになりたくてトイレに避難する人が増加したとか。花王「くらしの研究」サイトによると、「自宅トイレで用を足す以外に何かをしたことはありますか?」と約5000人の男女に尋ねると、59%の人が「ある」と答えたそうです。
何をしたかというと、1位が「メールを読む・送信する」。状況が想像できる納得の1位ですね。2位が「考えごと・瞑想する」。続いて「SNS・動画を視聴する」「本や新聞などを読む」が上位を占め、次に「ラジオや音楽を聴く」「睡眠・休憩をとる」「たばこを吸う」「テレビ・DVDを観る」「勉強する」もわずかながらありました。
トイレは「ひとりになれる貴重な場所」ですから、皆さんいろいろ工夫されていますね。要は「脳をリセットしたいとき」にトイレは役立ちます。
4.「快適トイレ」を楽しむためのポイント
●バリアフリー
将来にわたって快適なトイレにするためには、バリアフリーであること。介助が必要になることを考えて、広めにつくっておくのが理想的。写真のトイレは3枚引き戸で、大きく開口できて介添えしやすく、使い勝手のよいスペースに仕上がっています。
●間取りと動線
就寝後、トイレに2回以上行く高齢者は全体の4割以上。1回以上は8割も。寝室からトイレまでの動線はできるだけ短く(5m以内)、同じフロアに配置します。2階のトイレは階段が近すぎると転落事故の原因に。階段の位置にも注意しましょう。
●気になる音
トイレは音の問題もあるので、LDKなどのパブリックスペースからある程度離れたところに配置しましょう。リビングの隣では落ち着いて使用できません。間に廊下や階段、収納、洗面室などを挟めば、気兼ねなく用を足せるトイレになります。
●保温性、断熱性
浴室同様、ヒートショックを起こしやすい場所なので、保温性、断熱性にも配慮が必要。トイレと部屋の仕切り壁に高密度の断熱材を入れると防音効果も期待できます。熱伝導率が小さい木の床は、夏涼しく、冬温かく感じるので、ストレスフリーです。
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