雨楽な家 URAC MODERN雨楽な家 URAC MODERN

雨楽な家BLOGBLOG

2024.09.18

暑い季節に欠かせない手ぬぐい

9月も半ばとなりましたが、猛暑が続いています。少し外を歩いただけでも
すぐに汗だくになってしまいます。汗を拭うのにタオルやハンカチもよく
使いますが、特に活躍したのが手ぬぐいです。

 

広げればフェイスタオルほどのサイズがありますが、生地が薄いのでたたむと
ハンカチ位すっきりとコンパクトに持ち運べます。濡れた手ぬぐいをそのまま
カバンにしまい込むのが気になったときも、軽く洗って干せば、特に日当たり
の良い場所や風通しの良い場所ではなくてもすぐに乾き、その後も気持ちよく
使うことができます。

その他にも結露が出るペットボトルを包んだり、開き口が大きなカバンを使う
際に目隠しに使ってみたりと、1枚持っておくと重宝します。

手ぬぐいは端を縫ってあるものも増えましたが、本来は切りっぱなしの平織りの木綿。
縫い目がないことで水切れが良くすぐに乾くのだそうです。絞るだけで乾くような
高機能タオルも便利ですが、日本伝統の手ぬぐいも負けてはいません。

 

 

昔の生活では、手ぬぐいは何かを拭う・包むだけでなく、頭や首に巻いたりとより身近でした。
裂くことも容易なので、草履や下駄の鼻緒の修理にも使われました。使い込み、柔らかくなった
ものは赤ちゃんのおむつにしたり、雑巾や細く裂いてはたきにもして、最後の最後まで無駄なく
使い切ることが出来るのも利点ですね。

今よりも気軽に使える染料が少ない頃も柄が様々あり、生活のさりげない彩りにもなっていた
のではないでしょうか。改めて見直してみると、シンプルゆえに優れた道具なのが分かります。

 

 

現在はいわゆる伝統柄だけでなく、かわいらしいキャラもの、観光地のお土産やイベントのグッズ
などの手ぬぐいも増えていて、目につくとつい手にとってしまいます。手ぬぐいを飾るためのフレームや、
タペストリーにすることができる道具もあり、インテリアとして楽しむ方も多いようです。

夏だけでなく1年中便利に使える日本伝統の手ぬぐい。生活に上手に取り入れて楽しみたいと思います。

記事一覧に戻る