雨楽な家BLOGBLOG
コロナ禍を経て見直されている漆喰の効果
漆喰はコロナウイルスを不活化する
漆喰メーカー(田川産業株式会社)はコロナ禍でお客様から
「漆喰は新型コロナウイルスに効き目があるのか」との問い合わせが殺到した事を受け
2020年3月、自社製造漆喰で国際基準に準じた試験を実施しました。
試験の結果、漆喰の原材料である“消石灰”が持つ強い抗菌効果により
新型コロナ(COVID-19)と同系統のウイルスが、1時間後に約91%、
2時間後に97.5%、減少することが明らかになりました。
【試験概要(表1)】
・国際基準ISO21702の試験方法に準じた試験
・漆喰に新型コロナウイルスと同系統のウイルスを付着させ、経過時間ごとのウイルスの活性を計測
・比較対象物として、防カビ材を含んだ水性アクリル塗料など5種類で実験
[表1]
出典:「Benefits of Tagawa Shikkui vol.1 抗菌性」田川産業株式会社
新型コロナウイルスは最長5日間生存
2020年8月、世界最大級の医療情報サイト「WebMD」に掲載された、物質表面での新型コロナウイルスの生存期間に関する医療文献では、新型コロナウイルスはくしゃみや咳の大きな飛沫を介する感染が多いが、ウイルスが付着している物体に触れた後に、口、鼻、目に触れることでも感染する可能性があると述べられています。物体表面に付着したウイルスは、その材質によって数時間〜数日生きることができ、最長5日間生存することが発表されています。
表2は、医療文献から抜粋した各素材表面でのウイルス生存時間と、漆喰表面での試験結果をグラフ化したものです。日常生活で触れる場所はこまめに消毒する事も予防になりますが、漆喰壁によって室内感染のリスクを低減させることが明らかになっています。
出典
「WebMD」WEBサイト
「Benefits of Tagawa Shikkui vol.1 抗菌性」田川産業株式会社