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2023.10.11

わたしだけの特等席

特等席

「ワタシはここにいるのが一番好きよ」と、リビングのキャットタワーのてっぺんでニャンコがつぶやいています。ここからリビングを見おろして、家族の動きや風の匂いなど観察しているようす。暑すぎた長すぎた夏とやっとさよならできて、ニャンコもほっとひと息。

ネコでなくヒトでも、「ここがわたしの特等席」という居場所が自宅の中に1か所でもあれば、それだけで心身ともにくつろぐことができるはず。というわけで、今回のテーマは「わたしだけの特等席」です。

 

こちらは「雨楽な家」の2階にある書斎。約3帖ですが、勾配天井を活かしたロフトがあって視線が上に抜けるので、開放感さえ感じられます。造りつけのカウンターにはパソコンのモニターがずらり。

 

この赤いチェアは特等席。この私的空間に入り、引き戸を閉め切ってしまうと、まるで隠れ家みたいな自分だけの世界。あらゆる喧騒や果てしない家事雑事を忘れ、いま自分がやりたいことだけにスッポリ没頭できますね。

 

リモートワークにも最適の環境です。壁は漆喰の塗り壁と杉板張り。吸放湿力に優れている自然素材なので、一年中さらっと爽快。集中力が高まるので良いアイデアが湧き出し、作業もサクサク進みそう。

特等席

 

特等席

こちらの「雨楽な家」は緑の山並みと樹海を見わたす絶景の地に建っています。その風景を楽しむために、広いリビングのコーナーには大きい窓があり、ガラス扉を開けて外に出ると、12帖ほどもあるウッドデッキが広がります。

 

この赤いチェアは特等席。晴れた日には青空と緑の景色を展望し、雪の日には一面の銀世界を望めます。眺望にあきたらロールスクリーンを下ろすだけ。

 

室内に目を転じると、構造材である桧の柱や筋交いが生気あふれる姿をありのままに露出し、意匠としても目を楽しませてくれます。見上げると、杉の天井の素朴な風情に心なごみます。

 

仕事で疲れていても、リビングの特等席に腰かけると、ほっとひと息。明日への活力が湧いてきます。落ちつける居場所は、人の通り道になる所でなく、窓際や壁際など吹きだまりのような奥まった所がお勧めです。

 

将来が見えない不安な時代。わが家にいる時ぐらいは心身ともに安らぎたい。それなら
「わたしだけの特等席」を設けたい。誰にも邪魔されず素の自分になれる居場所で
自由な時間を過ごすことは、健全な心身のために不可欠ではないでしょうか。

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