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雨楽な家BLOGBLOG

2025.02.05

優しい光のある生活

かわいくラッピングされたチョコレートが店頭に並ぶシーズンになりました。
わが家には中2の男子が居ますが、今年のバレンタインはチョコレートを頂ける!と確信しております。本人は口にはしませんが、“母の勘”というやつです。
とても楽しみです♪

 

年末からこのシーズンにかけて、私は毎年多くの駅伝大会をテレビ観戦します。全国高校駅伝、全日本実業団対抗駅伝、箱根駅伝、全国都道府県対抗駅伝などなど。
子供たちは「人が苦しそうに走るのを見て何が楽しいの?」と言いますが、選手のあの無駄のない体と走り!見ていて、とても爽快です。
そして駅伝の魅力は、団体戦であること。レースの裏ではチーム内での争いやタスキにかける思いなど、多くのドラマが生まれます。各区間を1人で走り切るという自分との戦いである一方、チームで勝利を目指す。「1つでも順位を上げてタスキを渡す!」、その姿が人々の心を掴むのだと思います。

優しい光

毎年楽しみなのは、やはり箱根駅伝!
箱根駅伝で選手を応援した後にゆっくり温泉旅館に泊まるのが、私の小さな夢です。
ホテルではなく旅館というのがポイント。
私の父はホテルが嫌いだったので、家族旅行はいつも旅館に泊まっていました。
そのせいか、今でも趣のある和風建築と畳の部屋がある旅館がとても好きです。

 

旅館と言えば、窓際に障子で仕切られた小部屋があって、そこにあるソファーに座って
外の風景を見ながらくつろぐ…というイメージですかね。
この障子がまた和風の凛とした空気を漂わせてくれます。
“雨楽な家”のわが家も土間~リビング~和室の建具は障子ですが、実はこの障子、なかなかの優れものなのです。

 

障子戸を開ける時の感覚や音、障子越しの日差しなど、五感に訴える優しさがあります。
平安時代より伝わる障子は日本伝統の建具で、古いイメージを持たれがちですが、今も私達の暮らしに使われ続けています。
「なんだか落ち着く」、障子越しの優しい光にそう感じたことのある方は多いのではないでしょうか?
今回はそんな障子のメリット・デメリットを紹介したいと思います。

 

優しい光

 

【障子のメリット】
●柔らかな優しい光で部屋全体を明るくする
障子紙の光の透過率はおおよそ40~50%と言われていて、夏の強い日差しや
西日が照りつけても、光を優しく取り入れることができます。
外部の視線は遮りつつ室内に入る柔らかな光は、他の素材では得られない優しさがあります。

●調湿作用がある
日本は季節によって乾燥したり多湿になったりしますが、障子には
調湿作用があるので快適な空間を作りだしてくれます。

●断熱性がある
カーテンやブラインドは窓の上下左右に隙間ができ、そこから冷気・暖気が室内に流れ込んでしまいます。
障子は隙間が少ないため、窓と障子の間に空気層を作りだし、断熱性を高めることができます。

●空間に広がりが生まれる
部屋の仕切りを障子にすることによって光と影が取り入れられるので
広がりが生まれて空間が続いているような感覚になります。

●張替えができ、長く使える
もし穴が開いてしまったら、穴隠しの補修紙を貼ったり、全体を張替えたり。
何度も張替えができるので、枠さえ壊れなければ、ずっと使い続けることができます。

 

【障子のデメリット】
■破れやすい
和紙でできているため、少し力を入れて触ると破れてしまいます。
小さなお子さんやペットがいるご家庭は要注意です。
しかし今では、和紙の風合いはそのままに、破れにくく水に濡れても強い障子紙や和紙を
樹脂でラミネートしたパネルタイプもあり、気軽に障子が取り入れられるようになっています。

■張替えが一苦労
小さな障子の張替えは比較的簡単ですが、大きな障子だと場所を確保するもの一苦労。
既存の和紙を綺麗にはがしたり、シワができないようにピシっと張ったり、手間はかかります。
毎年恒例の年末イベントとして、家族みんなで一緒にやるのがおすすめです。

 

このようにメリット・デメリットがありますが
障子が長年愛用され続けているのは、見た目の美しさや安らぎだけでなく
日本の風土に適した優秀な機能を持ち合わせているからということが分かります。
皆さんのお宅でも障子を取り入れてみてはいかがでしょうか?

 

優しい光

優しい光

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