雨楽な家BLOGBLOG
無垢の床材を美しく保つための注意点
自然素材の家を検討するうえで、無垢の床材は「温もり」や「安らぎ」を感じることができる
おススメのアイテムです。無垢材とは、天然の木から切り出された木材のことを言います。
上手な使い方をすることで自然の風合いを経年変化と共に深く味わうことができるのが魅力です。
今回は、無垢の床材が暮らしの中で悪い影響を受ける主な原因と対策についてご紹介します。
【光】
窓際などの直射日光があたる場所では太陽光線(紫外線)により日焼けします。そのため光が当たる部分とそうでない部分で色が異なる状況になります。日焼けが進むとひび割れを生じやすくなるので、カーテンやブラインドなどで直射日光を遮るようにしましょう。
【水】
無垢材は水気を嫌います。長時間の水濡れは、シミやカビの発生、腐れ、変色、反り、突き上げなど様々な原因になりますので、速やかに乾いた布で拭き取りましょう。あらかじめ、木質用ワックスや浸透性保護塗料などで表面を保護しておくことをおススメします。
〈よくある水濡れが発生する部分と対応策〉
・窓などからの雨の吹込み
→軒や庇などで吹込みを軽減する
・結露による水滴
→部屋に温度差をつくらない。風通しの良い間取り
・台所や洗面所など、水が飛び散る場所
→マットを敷く・水に強い木材を使う
・観葉植物などの鉢植え
→水受け用の皿を敷く
【砂・スリッパ】
外部からの砂やスリッパの裏に付着した異物により、床材表面を傷つける場合があります。足に異物を感じた場合には速やかに除去しましょう。
【電気カーペット・暖房器具】
電気カーペットや暖房器具の熱が床材に直接伝わると、表面の乾燥によるひび割れや継ぎ目に隙間が発生する可能性があります。電気カーペットを敷く際は床材との間に断熱シートを敷きましょう。また、暖房器具の熱が直接当たる部分にはマットなどを敷くと保護することができます。
【家具】
タンスやベットなどの据え置き家具の床は日焼けによる変色が発生します。
また、家具を移動する際はできるだけ引きずらないように注意しましょう。
タンスなどを移動させる場合は、床と家具の間に毛布を挟んで動かしましょう。
テーブルや椅子などはゴムパッキンやフェルトなどを脚裏に取付すると保護することができます。
いかがでしたでしょうか。
無垢の床には憧れるけど少し不安…と考えている方も多いと思います。
特徴や使い方をしっかり把握してちょっとした気配りをすることで
いつまでも美しく快適に暮らすことができます。
メリットだけではなく、デメリットも確認したうえでご検討ください。