2050年のカーボンニュートラル実現の一環として
令和４年度に実施された「こどもエコすまい支援事業」に続く
令和５年度の補助金「子育てエコホーム支援事業」の概要が
2023年11月14日国土交通省より公表されました。

エネルギー価格などの物価高騰の影響を受けやすい
子育て世帯・若者夫婦世帯による高い省エネ性能を有する新築住宅や、
住宅の省エネ改修等に対して最高100万円の補助金支援を行う内容です。
2023年11月10日に閣議決定され、令和5年度補正予算案は2100億円、
国会での補正予算の成立が前提となります。

注文住宅の新築に対する補助事業の概要は

■補助事業の対象者
１．子育て世帯：18歳未満の子を有する世帯
２．若者夫婦世帯：夫婦のいずれかが39歳以下の世帯

■対象となる新築住宅の要件
１．長期優良住宅
２．ＺＥＨ住宅：強化外皮基準に適合し、再生可能エネルギー等を除き、
基準一次エネルギー消費量から20％以上の一次エネルギー消費量が削減される性能を有するもの
３．住戸の延べ面積が50㎡以上240㎡以下
４．土砂災害特別警戒区域に立地しない
５．都市再生特別措置法に基づき立地を適正なものとするために行われた
市町村長の勧告に従わなかった旨の公表がされていないもの

■補助額
１．長期優良住宅　100万円/戸
２．ＺＥＨ住宅　80万円/戸
ただし、市街化調整区域かつ土砂災害警戒区域または
浸水想定区域に立地する住宅は原則半額

■交付申請期間
令和６年３月下旬～予算上限に達するまで
（遅くとも令和６年12月31日まで）となります。

子育て世帯、若者夫婦世帯が省エネ住宅を新築する場合に
その費用を補助する制度は、少子化対策も兼ねています。
快適な住環境での子育ては、ご家族の健康に大きく寄与します。
住宅の新築計画の際には住宅の省エネ化支援の補助金の活用をご検討ください。

出典：国土交通省HP「子育てエコホーム支援事業の概要」