雨楽な家BLOGBLOG
2階リビングで明るい暮らしを
毎日の生活のなかで多くの時間を過ごすリビング。
住宅密集地や狭小地では、隣地との距離が近く
1階が暗くなってしまうことがありますが
思いきって2階をリビングにすることで
日当たりがよくなり、明るい暮らしが可能となります。
2階リビングにはほかにも多くのメリットがあります。
遮るものが少ない2階は、窓からの眺めがよく
外を歩く人からの視線がずれて部屋の中が見えにくくなり
プライバシーが確保しやすくなります。
リビングの上の空間や天井高を利用して、広いロフトも
つくることができ開放的なリビングにできます。
『1階に個室、2階にリビング』とすることで
1階にリビングを設けたときよりも、柱や壁面の
構造材が増え、建物のバランスが安定しやすくなります。
しかしデメリットもあります。
高齢になってくると階段の上り下りがやはり負担となります。
対策として、階段の勾配を緩くしたり、2階へ大型家電が
搬入できるような余裕のある階段にしておくといった工夫をします。
買い物をしてきたものを2階に持って上がるのが大変といったこともあります。
対策として、ストックコーナーを1階に作るとよいでしょう。
そして2階をリビングにすることで一番気になるのが老後の暮らし方です。
老後の対策として、2階に上がることが難しくなったときのことを考えて予め設計をしましょう。
浴室や洗濯室やサンルームは1階に作っておき、老後はリフォームをして1階にリビングを作って暮らす、といった方法や、ホームエレベーターや階段昇降機を設置できるようにスペースや電源を取れるようにしておくなど、1階は将来を意識した設計にしておけば解決します。
老後のことを考えて、暗さを感じながらも1階のリビングで過ごすのか、老後になったらリフォームをして解決できるように意識しておき、若いうちは明るい2階リビングで暮らすのか、住宅密集地や狭小地の場合、自分に合った暮らし方の選択を考えてみてはいかがでしょうか。