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木のおもちゃで子どもの創造力を育てよう

年が明けたと思ったら、もうすぐ2月3日の節分。
「鬼は外、福は内」と豆をまいて、災いをもたらすとされる
「鬼」を追い払います。鬼は今でいうと、コロナ禍、世界の分断、気候変動、
自然災害、物価高、過剰な円安、将来不安など、多すぎてきりがありません。

 

木のおもちゃ

豆まきといえば枡(ます)。その昔、枡は穀物や酒などの体積を計る大切な生活道具でした。農家で種をまく、収穫量を計るなど、一年を通じて欠かせない道具であり、暮らしの基準でした。「ます」という読みは「増す」や「益々」に通じ、縁起の良いものでもありました。

枡は桧材で作られます。大きさはさまざまで、1合枡は180 ml、1升枡は1800 ml入り。桧には芳香があり、桧に含まれるフィトンチッドという物質には、抗菌・防虫効果、消臭効果、気分をリラックスさせてくれる効果などがあります。

 

豆まきの枡から、おもちゃの話に飛びますが、子どもが手に触れるおもちゃは、プラスチックではなく、木のおもちゃを選びたいものです。子どもは「見る・聴く・嗅ぐ・触れる・味わう」という「五感」に刺激を受けることで、豊かな感性がはぐくまれていきます。

赤ちゃんは1歳までに脳の働きが活性化されます。無垢の木の床に手を伸ばしながらハイハイする、素足で歩くなど、自然素材に触れると気持ちよく感じ、皮膚感覚を鍛えられ、運動能力も高められます。

木の積み木で自由に遊ぶ、リンゴのにおいを嗅ぐ、両親の笑顔を目にする、小鳥のさえずりを聴く、水遊びをするなど、日々の数多くの経験から、五感に刺激を受け、成長していきます。

子どもが木のおもちゃで遊ぶメリットはたくさんあります。プラスチックにないぬくもり、口に入れても安心、木と木が触れあうやさしい音、丈夫でこわれにくい、いつかは土に還る自然素材、創造力や想像力がはぐくまれる、どんなインテリアにも調和するなど。

 

 

こちらは「雨楽な家」の2階ホールに設けたフリールーム。子どもは友だちと、勾配天井を活用したロフトに昇ったり降りたり、はしごから飛び下りたり、木のおもちゃで遊んだり。

フリールームは「家族みんなで使える共用のスペース」です。子どもが幼い間は壁で仕切った個室を用意せず、みんなで一緒に使えるスペースを大切に。休日に、お父さんはパソコン、お母さんは編み物、子どもはお絵かきなど、それぞれのフリータイムを楽しみます。

左に見えるのは可動式の収納間仕切。子どもが小学校高学年、中学、高校と成長するにつれ、自立心が芽生え、個の空間が必要となるので、空間を自由に仕切れる可動式収納間仕切がおすすめです。

住まいの床、壁、畳、柱、障子など、多様な自然素材に触れる暮らしが子どもの感性を伸ばします。自然素材だけが持つ本物の質感を幼いときから肌で感じてほしい。ビニールクロスでなく漆喰壁を。ビニールの床でなく本物の無垢材の床を。子どもにとって住まいの素材はおとな以上に重要です。

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