雨楽な家BLOGBLOG
洗面室と脱衣室、分ける?分けない?
温かい食べ物が恋しくなり、いよいよ鍋の季節がやってきましたね。夏でも鍋が食べたい娘(高2)は「いつ鍋にするん?」と、しょっちゅう聞いてきます。野菜がもう少し安くなるまで食卓には登場しないと思われます。
洗面室で髪を乾かすのが億劫だった夏が去り、快適にドライヤータイムを過ごせるようになりました。
ところで皆さんのお宅は、洗面室と脱衣室は分かれていますか?築14年のわが家は分かれていません。
以前にも書きましたが、娘は“前髪命”のJKなので朝の洗面台の占領時間がとにかく長い!お風呂も長い!
“洗面台を2階にも設置すれば良かった” “シャワー室が欲しい”と何度思ったことか。
最近なんと! 息子(中2)まで色気付いてしまいました。
忙しい朝に娘と息子が時間差で洗面台を占領して、前髪の具合をずーっとチェックしているのです。
(息子よ、そこまで誰も見ていないよ…)
入浴も小学生の頃は烏の行水だったのに、今は女子並みに長い!
どうやら、すね毛をツルッツルに剃って、ニキビ用の石鹸をモコモコに泡立てて洗顔しているようです。
最近のメンズは美意識が高いですよね。
先日、友人からこんな話を聞きました。
マイホームに自分の母親が泊まりに来た時、ご主人→子供(小学生)→母→自分の順で
入浴することになって、母が入浴中に子供が歯磨きをする為に洗面室に入ろうとしたら
ドアが開かない! そう、お母様は洗面室に繋がるドアを全てロックしていたのです。
ご主人が間違って入るのを防ぐためだったそうで、気持ちは分かりますが、それをされたら
歯磨きも髪の毛を乾かすこともできません。
お母様が出てくるまで子供は寝ることができず、ひたすら待機していたようです。
「脱衣室と洗面室を分ければ良かった!失敗した!」と後悔していました。
間取りの打合せ中に、こんなことを言う住宅営業の方もいらっしゃるようで。
「洗面室と脱衣室は一緒でいい」とサラッと言うご主人に
「娘さんに嫌われたくないですよね?年頃の娘さんが入浴中に父親が洗面室に
歯ブラシを取りに来たり、手を洗いに来たりすると、それだけのことで
娘さんはイラッとするらしいですよ」と。
父、ツライ(涙)
間取りを考える中で、洗面脱衣室はリビングやキッチンほど優先度が高くないと
認識していましたが、共働きが増えた近年は家事動線や時短を重要視される方が増えていて
洗面室と脱衣室を分けるタイプが人気です。
洗面室と脱衣室って毎日使う大事な場所ですからね。
では、洗面室と脱衣室を分けるメリットとデメリットは何でしょう。
《メリット》
①洗面室と脱衣室を同時に別々の人が使用できて、時間のロスもなくなる
②洗面室を来客の手洗い場として活用できる
③洗面室をトイレと隣接させることで、トイレ内の手洗器が不要になる
脱衣室は脱いだ衣服が洗濯カゴに入ったままだったり洗濯物があったり
生活感たっぷりの空間なので、できれば見られたくはないですよね。
お客様からしても変に気を使う必要がなく、双方ともに洗面室を気持ちよく使うことができます。
《デメリット》
①面積が必要になる
②コストがかかる
シンプルな間取りで面積を取らない洗面と脱衣が一カ所にまとまった洗面脱衣室に対し
洗面室と脱衣室それぞれの面積が必要となるので、施工コストも上がります。
面積もコストも抑えたいけど、どうしても仕切りたい場合の対策としては、
洗面と脱衣の間にパーテーションとしてカーテンを付けるという方法があります。
洗面室と脱衣室を分けない・分ける、それぞれメリットとデメリットがあります。
人によって使い方も違うし、パブリックとプライベートをどこで線引きをするかの感覚も違うと思います。
また、この選択でコストも大きく変わってくるので、ご家族でしっかり話し合って計画していくことが大切です。
私は次に家を建てる時は(無いと思いますが笑)、絶対に別々にします!