雨楽な家BLOGBLOG
豊田モデルハウスの工事が着工しました。
愛知県豊田市で「雨楽な家」モデルハウスを建築中です。
5月下旬に基礎工事を着工しました。
基礎工事とは、土地と建物をつなぐ工事のことで
建物の安定性や耐久性を確保するために大変重要な工程です。
近年の住宅基礎“ベタ基礎工法”が採用されています。
ベタ基礎の工事の流れは次の通りです。
1.遣り方
工事着手に伴って建物の正式な位置と高さを明示する作業です。
まず設計図書をもとに敷地境界線からの基準となる建物外壁の中心線を出します。
基準線に測量器を設置して正確な直角を求めます。
2.掘り方
基礎をつくるために地盤を掘削する工程です。
この作業は“根切り”とも言われています。
根切りが終わると砕石と呼ばれる石を敷き詰めて機械で地盤を転圧します。
転圧とは地盤に力を加えて空気を押し出し密度を高めることです。
転圧することで建物の沈下を防止します。
3.配筋
地盤から上がってくる湿気を防止するために防湿シートを敷き込んで鉄筋を組んで行きます。
この配筋工事は基礎の寿命や強度に直接影響がある重要な工程です。
4.型枠組み・コンクリート打設
型枠とは、コンクリートを流して固めるために設置する枠のことです。
鋼製の枠の組み立てを終えたら、基礎と建物を繋ぐ金物を設置し、コンクリート打設に進みます。
コンクリートは適切な品質と打設方法の選定が大切です。また、強度だけでなく建物の水平も、この基礎の仕上がりに影響してくるので注意して仕上げます。
5.型枠解体
コンクリートが固まるまでの養生期間は、夏場は3日以上、冬場は5日以上必要です。
養生期間を終えると型枠を取り外しますが、コンクリートにひび割れなどは発生していないかなどの仕上がり状況を確認します。
今回は豊田モデルハウスの工程紹介から基礎工事の流れについて説明をさせて頂きました。
今後も工事の進捗状況と合わせて「雨楽な家」が完成するまでの流れをご紹介していきます。