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これからの時代の賢い選択

街中がクリスマスムードに包まれる季節がやって来ましたね。
毎年、とーってもステキなツリーを自宅に飾っているセンスのいい友人が、ご主人の転勤に伴い遠方に引越しをすることになりました。大学生の子供たちも県外で暮らしているので、思い切って自宅の戸建て住宅を売却することにしたそうです。

仲介業者のHPに掲載予定の写真を見せてもらいましたが、現在もまだそこで生活しているので、生活感漂うありのままの内観。しかし、室内だけでなくお庭もキレイに手入れされていて、丁寧な暮らしぶりが一目瞭然でした。

私は彼女の人柄や仕事ぶり、ご主人のことも子供さんのことも知っているので、もし中古住宅を探していたなら飛びつくかもしれません。
これから住宅購入をお考えの方は、「新築戸建て住宅ですか?マンションですか?それとも、中古住宅をリノベーションしますか?」

賢い選択

 

2025年、日本の新築住宅供給数は減少傾向で、新築価格の高騰や
金利上昇も重なって住宅市場は大きな転換期を迎えています。
一方で、補助金制度の充実も後押して、「中古住宅を購入してリノベーションする」という
住まいづくりの選択肢が幅広い世代に支持されていることは、皆さんもご存じかと思います。
次のような理由から、これまで以上にこちらを選択する人が増えていくことが予想されています。

 

①予算内では新築住宅に手が届かない
原材料費や人件費の上昇によって、2020年ごろから新築住宅の価格が急激に上昇しました。
コロナ禍の収束とともに価格高騰は落ち着いたものの、いまだ価格は高止まり状態。
ウッドショック(木材価格の高騰)やエネルギー価格の上昇の影響もあって
多くの人が予算に収まらなくなりました。

「中古住宅+リノベーション」は、物件購入費用+工事費用を合わせても
新築価格よりも費用を抑えられる場合がほとんど。予算内でマイホームを実現できます。
自分たちが無理なく返済できる金額で家を購入できるのは、大きなメリットです。
たとえば…
新築住宅:4,500万円
中古住宅:2,500万円
全面リノベーション:1,000~1,500万円

 

②立地がよい物件が多い
新築住宅は郊外に多く、希望のエリアで見つけづらいのが現実。
一方で中古住宅は過去数十年にわたって建てられたものが多く、現在では
入手困難な好立地に建っている物件も数多く存在します。
スーパーや病院が近い、最寄りの駅まで徒歩圏内、人気学区、閑静な住宅街など
新築だと選ぶのが難しい場所の中古を購入することができます。

 

③自由度の高いリノベーションが可能
新築住宅では販売店の規格に縛られることがありますが、全面リノベーションなら
間取り、設備、素材、デザインを自由に変更できるので、自分たちの
ライフスタイルに合わせた住空間にアップデートできます。

 

④実物を見て購入できる安心感
完成前に購入する新築住宅と違い、中古住宅は建物の状態や周辺環境を
目で確かめることができます。日当たり、風通し、周囲の交通量や生活音、近隣の住人がどんな人か
分かっているなど、生活のリアルを把握した上で購入できるのは大きな安心材料です。

 

⑤住まいにも“コスパ” “タイパ”を求める人が増えた
現代社会ではあらゆる場面において、コストパフォーマンス(コスパ)と
タイムパフォーマンス(タイパ)が重視されていて、それは住宅購入時も例外ではないようです。
新築住宅よりも費用を抑えられて、打ち合わせ時間や工期が短く済み、早く住み始めることができる中古住宅は
「費用対効果が高く、時間効率がよい家に住みたい」と考える人にとって、ぴったりの選択肢です。

 

中古住宅の価値を見極めて賢くリノベーションすることで、費用を抑えながら
“自分たちの暮らしにぴったりな住まい”を手に入れることができるのです。
家は人生の中でも大きな買い物のひとつ。
“新築購入=住まいづくりの正解”ではありません。
支援策も整いつつある今こそ、柔軟な視点で住まいを選ぶことが
これからの時代の賢い選択と言えます。自分たちにとって“理想の暮らし方”は
どうすれば実現できるのか、家族でしっかり話し合って選択してくださいね。

 

「リノベな家・景」ホームページ

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