雨楽な家BLOGBLOG
住めば住むほどわかる、土間の魅力
皆さん、GWはどのように過ごされましたか?
わが家は、娘(高2)のバスケットと息子(中2)の野球の試合三昧でした。
体は全く休まりませんでしたが、子供たちのイキイキと頑張っている姿にたくさんの感動をもらいました。
チームメイトはみんな“わが子”だと思って観ているので、終始ドキドキで
試合が終わったら毎回グッタリしてしまいますが(笑)
先月、遠方に住む親友が帰省しました。
なんと、ニューヨークから!アメリカ人の旦那さまと一緒に!!
旦那さまが、みんなと一緒に桜が見たかったそうで、私もお邪魔させてもらいました。
数年前に帰省した時は、親友に通訳してもらわないと旦那さまと会話ができなかったので、
「お願いだから2人きりにしないで!トイレにも行かないで!」といった状態でしたが、
この度は2人きりでもラクラク会話ができました。
私が英会話教室に通ったわけでも、旦那さまが日本語を勉強したわけでもありません。
初めて使いましたが、あのアプリすごいですね!
そう、通訳アプリです。
スマホひとつで何でもできてしまう、本当に便利な世の中になりました。
親友の実家は、お隣さんがキャンプ場という自然豊かな山の中。
今ではかなり住宅が増えましたが、小学生の頃はポツンポツンとしか建っていなくて、
周りは山と田んぼのみでした。同じ町内なのにそれはそれは遠く感じていて、
途中の竹藪のトンネルを通る時は目をつぶってダッシュで駆け抜けていました。
そんな山の中に建っている親友の実家は、昔の日本にタイムスリップしたような日本家屋です。
入ってすぐに農作業を行うための屋根のある広い外部土間空間があります。(今でも70代のご両親がお米と野菜を作っていて、ビックリするくらいお元気!)
その延長には内部の土間が続き、そこにキッチンとダイニングがあるので、靴を履いたまま調理や食事をとることできます。さすがに竈(かまど)はありませんでしたが、ご両親が当時の生活を丁寧に説明してくれました。
このように、土間は外からの出入りがしやすい便利な作業場でありながら、
家の内外を緩やかに繋げてくれる中間的な役割を持っています。
初めてお邪魔した友達も「わぁ、土間だ!」と、はしゃいでいましたよ。
みんなで桜を見た後、この土間でお喋りしながらお茶を頂きましたが、
何だかとても時間がゆっくり流れている気がして、心地いい時間を過ごすことができました。
日本家屋“風”ではない本物の日本家屋で寝泊りし、昔の日本の台所を実際に見ることができた
日本が大好きなアメリカ人の旦那さまはラッキーだと思います。(しかも裏山では桜が満開で本当にラッキー!)