雨楽な家BLOGBLOG
トイレの窓って必要?
新しい年が始まりましたね。
1年が早過ぎて、毎年ビックリします。
今年も主人の実家に帰省したのですが、甥っ子や姪っ子も子供たちを連れて帰省していたので、とても賑やかなお正月を迎えました。
甥っ子の4歳の娘ちゃんが小さな手にたくさんのお年玉袋を抱えていたので、「たくさんいいなぁ。おばちゃんは1つもないなぁ」と悲しげな表情を見せたら、なんと!「はい」と1つ渡してくれようとするではありませんか!なんてカワイイんでしょう。横目でチラッと息子(中2)を見ると、ササッとお年玉袋を隠す姿が(笑)
主人の実家は県北に位置するので積雪が多い地域なのですが
今年はとても暖かくて、ほんの気持ち程度しか雪が残っていませんでした。
とは言っても、わが家より断然寒い!
そしてトイレがとてつもなく寒い!!
窓から漏れてくる風が冷た過ぎて、毎年思います。
「窓を閉じてしまいたい!」と。
ここ数年、戸建てでもトイレに「窓を設置しない」ケースが増えています。
ひと昔前までは「窓がある」ことが当たり前でしたが。
今回は、それぞれのメリット・デメリットをまとめてみました。
ぜひ家づくりの参考にしてみてください。
「窓あり」トイレ
【メリット】
○自然光で日中は照明が必要ない
家の中で一番日の当たらない場所に配置されることが多く、昼間でも暗い空間になりがちですが、
自然光を取り込むことができるので、日中は窓からの光で十分。
電気代の節約にもなります。
○自然換気ができる
臭いが気になる時は、窓を開けて外の新鮮な空気を素早く取り込み、換気をすることができます。
○明るく気持ちの良い空間がつくれる
トイレは狭くて四方を囲まれているので圧迫感を感じやすい空間ですが、
窓からの光や外の景色が見えることによって、開放的で広く感じることができます。
【デメリット】
●断熱性能が下がる
窓があることで、気密性・断熱性が下がり、冬場は特に外気温が伝わりやすくなります。
●防犯性が低くなる
侵入経路となりやすいので、鍵の閉め忘れなどにも注意が必要です。
●ほこりが溜まりやすく、掃除の手間がかかる
「窓なし」トイレ
【メリット】
○断熱性が高まる
壁だけで構成されるので、気密性・断熱性が高まります。
冬に「寒い…」と感じていたのが緩和されるでしょう。
○間取りやデザインを優先できる
トイレの位置を外周面に配置する必要がなくなるので、プランの自由度が増します。
○プライバシーを確保できる
覗かれていないかという心配は不要で、プライバシーを完全に確保できます。
○窓の掃除が不要になる
○建築コストが下がる
【デメリット】
●自然光が入ってこないので、日中でも照明が必要
●換気扇の風量が不足すると臭いがこもることがある
●開放感がなくなる
●窓枠を棚代わりに使えなくなる
いかがでしょうか?
皆さんは、「窓あり」「窓なし」のどちらを選びますか?
私の友人5人に質問したところ、「窓あり」派が2人、「窓なし」派が3人でした。
ちなみに私は気の流れを良くしたいので「窓あり」派ですが
「窓なし」のトイレにも実用的なメリットがたくさんあります。
「窓あり」にするか「窓なし」にするかは、考え方やライフスタイルによって
正解が異なりますので、これまでの観念にとらわれず、柔軟に考えてみてくださいね。