雨楽な家BLOGBLOG
和室はなくても畳の居場所は欲しい
茶道、華道、香道、書道、柔道、剣道、空手道、合気道。これらの「道」は日本古来の文化であり、その多くが清められた畳の上で、礼節を守りつつ行なわれます。
畳の部屋に座ると心がおちつくのはなぜでしょうか。畳には断熱性があるので、冬は温もりを、夏はひんやり感を与えてくれます。畳には吸放湿性があるので、不快な湿気を吸い取り、室内が乾燥すれば水分を放出してくれます。
畳には人肌のようなソフトな弾力性があるので、足裏にしっくりなじみます。畳には吸音性があるので、室内に静寂をもたらします。畳は皮膚の色に近い反射率なので、目にやすらぎを与えてくれます。
こちらの「雨楽な家」のお宅では、座面に畳を用いた長椅子が、リビングのくつろぎスペースをつくっています。こんな居場所もいいですね。畳のざらっとした質感が気持ちよさそう。
畳には鎮静効果のある独特の香りがあるので、森林浴のように心をいやしてくれます。窓からの陽ざしを受けて、うとうと昼寝をするにもちょうどいいですね。