雨楽な家BLOGBLOG
子どもたちの夢。マイホームでペットと暮らしたい
「お母さんお願い!ワンワンかニャンが飼いたい!」
「うちは集合住宅でペット禁止だから飼えません」
娘が幼かったころ、何度この会話を繰り返したことでしょう。諦めきれない娘は「ワンニャンがだめならゴキブリ飼いたい」とまで言い出す始末。仕方なくカメやカブトムシを飼育することでGだけは諦めてもらいましたが、ホトホト困りました。ほどなくして娘に猫アレルギーがあることがわかり「犬猫と暮らす」という娘の夢は潰えてしまいました。
私自身は子供のころ、チャボ、猫、犬を飼っていました。チャボは庭の鳥小屋で、ときどき卵を産んでくれました。猫は猫扉を通ってあちこち自由気ままに行き来していましたが、犬は散歩以外は狭い土間だけがテリトリー。室内には入れない飼い方をしていました。茶色いふわふわ毛のチャウチャウで、猫に自分のご飯を横取りされても怒らない、優しい子でした。
実家をでてウン十年、住宅関連の会社に勤める今
ワンちゃんのことを考えた設計のお家を目にするたび、この犬のことを思い出します。
チャウチャウは肌に深いしわがあり、ややにおいがキツめ。
当時のわが家の土間に大きなシンクとトリミングルームがあったなら
もっとマメにお手入れができたのになぁ。土間からつながる
ドッグランがあったら、行動範囲が拡がって、喜んだだろうなぁ。
土間ダイニングキッチンだったら、もっとそばに居られたよね。
ちょっぴり切ない気持ちで妄想します。
一般社団法人ペットフード協会の2022年全国犬猫飼育実態調査によると、新規で犬を飼い始めた世帯は過去10年間で最多だったとのこと。犬の飼育による子どもへの影響として「気持ちが明るくなった」「毎日の生活が楽しくなった」「家族の絆が強まった」という回答が上位でした。また、60代以上の男性や40代以上の女性では「運動量が増えた」と健康に繋がる回答も多かったようです。
マイホームを建てるとき、子供からペットをせがまれたら。環境、体質に問題がなければ
ぜひ思いきって願いを叶えてあげてください。一緒に暮らした日々は楽しいこともつらいことも
一生忘れることのない大切な思い出になりますから。
さて、成人した娘はいまだに「犬か猫を飼いたかった」とブツブツいいます。「猫アレルギー治った!今からでもOK!」とも。
いやいや娘よ、あなたがお花屋さんの看板猫をなでたあのとき、あなたの目はみるみる腫れて、赤い“血の涙”がでたんですよ…。
アレルギーを舐めてはいけません。心配で私の寿命が縮むから、諦めてね。