雨楽な家BLOGBLOG
音楽の力 木の力
夏真っ盛りですね!
私が子供のころは、日本の夏がこんなに暑くなるなんて想像すらしませんでした。
毎年ビックリするぐらい気温が上がっています。
エアコンを上手に使いながらリラックスタイムと快適な睡眠を心がけて、この夏を乗り切りましょう!
ところで皆さんは、どんなリラックスタイムをお過ごしですか?
オシャレなカフェでランチ?
サウナやジムに通ってリフレッシュ?
私のリラックスは、朝一番の家族の誰も起きていない静かな時間に、お気に入りのお茶を飲みながら新聞に目を通すこと。
ささやかだけど、至福の時間です。
先月、娘(高2)が通う学校の吹奏楽部の定期演奏会に初めて足を運びました。
小学校の部活でトランペットを吹いていましたが、吹奏楽に特別興味が
あるわけでもなく、正直あまり期待していませんでした。
しかし私にとってこの演奏会はとても刺激的で、かつ何とも言えない
癒しの世界を味わせてくれる特別な時間となったのです。
この猛暑の中、毎週末外で息子(中2)の野球を観ている私は、
息子がピッチャーとして試合に出れば胃薬が必要なほど緊張するし、
チャンスで打てなかったりエラーをしたりすればチームメイトや保護者さんにも
申し訳ないし、心臓がいくらあっても足らないという心境なのです…
ところが演奏会はどうでしょう!
子供たちを穏やかな気持ちで観ることができ、素敵な音色に感嘆したり、
迫力のある演奏にドキドキしたり、思わず手拍子をしてみたり。
しかも演奏だけではありません。
ダンスありトークありで、私のすり減った心がどんどん満たされていきました。
音楽の力と子供たちのパワーを感じ、心の底から“来て良かったなぁ。
ずーっと聴いていたかったなぁ”と思わせてくれる、とてもステキな時間でした。
演奏会は、コンサートや講演会など多目的に使われるホールで行われたのですが、仕事柄注目したのが、ホールに使われている内装材です。
天井や壁に木材が使われていました。この材料によって違う聞こえ方がするそうですが、私にはきっと分かりません(笑)
大理石やコンクリートは音をほとんど吸収せずに跳ね返すため、残音が残って耳障りに感じられることがあるのに対し、木材は低音・中音・高音をバランスよく吸収する働きがあるため、不快な雑音が吸収されて音がまろやかになるそうです。これは木材が多孔質の材料であるからこそ得られる特性だと言えます。
そして、忘れてはならないのが木材の視覚的効果です。
木材を見ていると、自然と気分がなごみませんか?
ホールの大きな木質空間と音響的効果と視覚的効果が融合して、
日常生活の中では得られない気分の高揚を感じさせてくれるのだと思います。
“やっぱり、木の力ってすごいなぁ”と改めて感じることができました。
皆さんも劇場やコンサートホールに足を運ぶ機会があれば、
内装材にちょっとだけ目を向けてみてください。
木材ならラッキーです♪
ということは、「雨楽な家」のわが家は最高のコンサート会場ということになります!
しかし、残念ながら肝心な楽器を奏でる者が誰一人おりません…
楽器すらありません…
こんなにいい会場があるのに、とても残念です(涙)