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無垢テーブルのメンテナンス

今回は、18年間が経過したダイニングテーブルのメンテナンス方法をご紹介します。

 

わが家のダイニングテーブルは無垢(ナラ材)を自然オイルで仕上げています。
自然オイル塗装は、オイルが木に浸透してよくなじみ、木の呼吸はそのままに
無垢材の美しさと質感を感じることができる仕上げ塗装です。
ダイニングテーブルは毎日手が触れる生活家具なので木の家を楽しみたい方には
おススメです。しかし、自然オイル塗装は水分が苦手で、濡れたコップを
そのまま放置してしまうと輪ジミができるという弱点があります。また、年月と共に
気になる黒ずみ汚れも付きます。わが家のテーブルは新築をした時からこれまで一度も
メンテナンスしていなかったので今回は初めて実践してみました。

 

■メンテナンスの作業手順

無垢,テーブル


テーブル表面の汚れをしっかりふき取りします。
わが家の場合、表面の油や鉛筆汚れが多かったので
中性洗剤を使ってしっかり汚れを落としました。

無垢,テーブル


天板をしっかり乾燥させた後に、紙ヤスリとサンダーを掛けて
表面の油分とキズを削り落としていきます。
この時、紙ヤスリは粗目の方がしっかり削ることができますが
木肌を毛羽立たせないように細かいヤスリ(♯400番)程度で
根気よく研磨します。

オイル塗装


②の工程で綺麗になりますが、仕上げにオイル塗装をすることで
ツヤを出して水シミや汚れを防ぐ仕上げをします。

 

今回使用したオイル塗装は
成分がごま油、米ぬかロウ、レモンオイルで作られた
天然植物油脂100% 『匠の艶出し』 太田油脂株式会社

 

固形のワックスを布に馴染ませて木地に擦り込むように薄く延ばします。

 

■メンテナンス前と後の違いを比較

 

無垢,テーブル

 

メンテンナス後は、まるで新品のように綺麗になりました。
無垢材は、何年経過しても表面を削り落とせば綺麗な木肌が現れます。
無垢のテーブルはプリント貼りの板に比べると少し高価かもしれませんが
このようなメンテナンスで長く使う事ができるので大変お値打ちだと思います。

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