雨楽な家BLOGBLOG
地震対策「制震装置」とは
最大震度7を観測した「令和6年能登半島地震」から間もなく1年が経ちます。
先日も震度5の地震が発生しており大地震や余震に対する対策は、家づくりを計画する方にとって優先順位の上位に上げられる方も増えてきていると思います。
先日お伺いした岐阜県で「雨楽な家」を新築された建物も耐震性+アルファの対策が施工されていました。
長期優良住宅(耐震等級3)の認定を取得し、耐力壁は外周、内部とも構造用合板を中心にバランスよく配置されています。
さらに、施工を担当した工務店の話によると、「施主様が地震に対する備えを充実させたい」との意向でオイル(油圧)式の制震ダンパを取付け、万全を期したそうです。
地震対策への備えとして「免震」「耐震」「制震」があります。
「免震」は地震の揺れを建物に伝達させない
「耐震」は地震の揺れに対して耐える強い壁を配置する
「制震」は地震の揺れを吸収するという役割を果たしています。
住宅においては「耐震」を重視して建築基準法なども決められていますが、最近では「制震」も注目され制震装置を取付ける方が増えています。
その制震装置には「油圧(オイル)式ダンパ」「ゴムダンパ」「金属(鋼材)ダンパ」
などの種類があり、商品もたくさん出ています。持続性、施工性、耐久性、コスト面など
特徴もさまざまなので、何を重視するか検討の上、施工会社と相談しながら選択されることをお勧めします。
気象庁によると、震度7の揺れを観測したのは2018年以降「令和6年能登半島地震」で7回目。
ひと昔前と比べると確実に大地震の回数が増えています。
2025年4月以降、建築基準法の改定で耐力壁の見直しもあり耐震性の高い住宅は増えていきますが
制震装置も+アルファの備えとして検討してみるのもよいでしょう。