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雨楽な家BLOGBLOG

2025.08.06

“うわさ”をきっかけに防災を考える

皆さんも気が気ではなかったのではないでしょうか?
「2025年7月5日に日本で大災難が起きる」という“うわさ”。

漫画家のたつき諒さんが、「この日に大災害が起きる夢を見た」と語っていたことから、「地震が来るかも」「津波が来るかも」「いや、隕石が落ちてくるかも!?」と騒がれていました。

 

科学的根拠は一切なく気象庁もデマだとしていましたが、SNSなどでどんどん広がり香港と結ぶ航空便が運休となる事態に。

防災を考える

しかし、その7月5日は何事もなく過ぎ去り、“うわさ”は“うわさ”で終わりました。
7月6日のSNS上には、このような書き込みが。
「予言の日、何事もなくて一安心」
「日本滅亡予言…信じて損した…」
「7月5日が過ぎたけど、トカラ列島の地震は気になる。備えは必要そう…」
7月5日の私はというと、半信半疑ながらも常にスマホの充電を満タンにして
避難所の場所も確認済みでしたが、心がザワザワして落ち着かない1日を過ごしました。

 

6月下旬には、「やらなきゃ、やらなきゃ」と思いつつ、ずっと手をつけていなかった防災グッズの準備をし始め、すっかり防災モードに突入。
交通が止まって物流が混乱するかもしれないと思い、備蓄できそうな食料をチェックしていると、棚の奥から出てきたカンパンの賞味期限が、まさかの2020年!
食べてみたら、歯が欠けそうな硬さでした(泣)

防災を考える

息子(中3)に「災害のとき、どうやって連絡取る?」と聞くと、「LINEでいいじゃん。あ、繋がらんかも?」と。
そんな会話から始まり、ネットもスマホも使えなくなるかもしれないこと、仕事や通学などでバラバラに過ごしている時間帯に災害が発生した場合、どのような行動をしたらいいか、どこの避難所に行くべきかなど、じっくり話し合うことができました。
このような予言を「外れた!デマだったじゃん!」と怒るのではなく、備えの大切さを考えるきっかけを与えてくれたことに感謝すべきだと思います。

そして今回の“うわさ”がこれだけ注目されたのは、多くの人が日頃から
「いつ大きな地震が起こるかわからない」という不安を抱えている証拠です。
いつ身に降りかかってくるか予想できないのが自然災害。
夏休みだろうが夜中だろうが、こちらの都合に関係なく急にやって来ます。
緊急アラートが鳴るのは本当に直前で、鳴った時には揺れ始めていることもしばしば…。

災害が起きた時に何よりも大切なのは、慌てずに身を守ること。速やかに安全な場所に避難することが重要になってきます。本震で無事だったからと安心して家の中に留まり続けたら余震で家が倒壊したり、土砂崩れにあったり…ということも起こりえるので、大きな地震に遭遇したら一旦家から出て安全を確保した方が賢明です。

家の中にいた場合、一番に気を付けなくてはいけないのが家具の転倒。倒れた家具の下敷きになって命を落としたり、避難できる通路や出入口を塞がれてしまい外に逃げられなくなる可能性もあります。大きなタンスや食器棚などはポール式の突っ張り棒のような器具をつけたり、ガラス戸の食器棚や窓にはガラス飛散防止のフィルムを貼ったり、事前にできることはたくさんあります。

防災を考える

 

家族が一緒にいない時の災害はとても不安になりますが、慌てずに行動できるように
色々なケースを想定して普段から家族で災害時の行動について共有できるように話し合っておきましょう。
何事もない日常がありがたいことは言うまでもありませんが、とにかく事前にできることはやっておき
災害対策を万全にしておくことが大事です。
備えあれば憂いなし!
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