井桁の梁の吹き抜け

藤の花

紫式部も好きだったといわれる藤の花。ひっそり静かな藤棚で、「ねぇねぇ、見てみて。私の季節が来たわよ」と、年に一度の花メッセージを発信しています。

藤色の小さな花が集まって大きな房となり、春風にゆさゆさ揺れる藤の花。思わず、「なぞかけ」ができました。

藤の花とかけまして、『井桁の梁の吹き抜け』と解きます。
その心は?
どちらも「見上げて」楽しみます。

井桁の梁の吹き抜け

そもそも「井桁」とは、井戸の地上部の縁に、上から見て「井」の字の形に組んだ木枠のこと。といわれても余計わからない。♯(シャープ)の形といえば、わかりやすいかも。

「雨楽な家」の井桁の梁の吹き抜けを見上げると、こんな景色がひろがります。木造軸組の家というのは、こんなふうに構造材が組まれているのかと、改めてじっくり観察したくなってしまう風景です。そういえば、藤棚と似ていますね。

前の記事

古美てゆく無垢の桧