囲炉裏を楽しむ
コロナ禍による外出自粛要請により家で過ごす時間が増えました。
「おうち時間の楽しみ方」として、自宅の庭やウッドデッキを利用して
バーベキューを楽しむ家族も増えているそうです。
広い場所が確保できる環境であれば良いのですが、限られた自宅の空間で
家族だけ又は「ひとり呑み」を楽しむのであれば、炭火を眺めながら
ゆったりと落ち着いた時間を過ごすことができる「囲炉裏」がおススメです。
囲炉裏とは
伝統的な日本家屋などで、室内の床面を四角く切って設けられた炉のことをいいます。
正方形あるいは長方形に床面を掘り下げ、灰を入れた中で炭や薪を燃やして使用します。
暖炉や炊事が主な目的ですが、家族が集まるコミュニケーションの場所として古くから機能していました。
本格的な囲炉裏を造るには
昔の建築物は悪く言えば隙間だらけなので換気の必要性はありませんでした。
しかし近年の住宅は気密性が高いため、室内では一酸化炭素中毒の心配があります。
したがって、コロナの感染防止も含めて十分な換気設備による換気が必要になります。
また、家の中で火を使用する場合は、法的な縛りがあります。建築基準法では、
薪ストーブ・暖炉・囲炉裏に関して、不燃材の内装仕上げに制限があります。
そのため、新築の木造住宅の場合、囲炉裏を造ると火気使用室となり、
台所同様の内装制限が適用されます。
置き式の囲炉裏テーブル(移動できる囲炉裏)は、
火鉢やカセットコンロと同じで、内装制限の対象外となります。
しかし、火の使用には十分に注意しなければいけません。
置き囲炉裏や囲炉裏テーブルを置く計画があるのであれば、
しっかりと換気設備を整えることをお勧めします。
簡単に囲炉裏を楽しむ方法
七輪で利用できる置き式の囲炉裏テーブルをDIYでつくってみました。
ベランダ(ウッドデッキ)の上に置き畳を敷いてセッティング完了です。
本格的な囲炉裏に比べると簡易的ですが、楽しみ方は同じなので大丈夫。
くれぐれも、火の取り扱いには十分注意してください。