わが家の雨楽な家づくり-vol.2 「漆喰の壁」
朝晩涼しくなり、過ごしやすい季節になりました。
今年の夏も例外なく猛暑の日が続きましたが、
皆さんは就寝時のエアコンはどのように使っていましたか?
「夜寝る時、エアコンはつけっぱなし?タイマー?」
「タイマー切れた時、暑くない?」
主婦の間では、毎年恒例の会話です。
実はわが家、就寝時のエアコンは毎年つけません。
節約して我慢しているわけではありません。必要ないのです。
わが家は小さな山の中腹で目の前に小さな川が流れている
という立地ですが、夜になるとそれはそれは気持ちの良い風が
部屋の中に吹き込んできます。
特に主寝室が涼しいので、中学生になって自室を持った娘も
暑い日の夜は「今日はココで寝る~」と枕を持ってやって来ます。
この寝室でいつも寝ている息子の口から「暑くて寝られない」という
言葉を聞いたことがなく、毎晩2分くらいで夢の中です。
立地のおかげもありますが、やはり漆喰の壁と無垢の木の床が
かなり手助けしてくれていると思います。風が吹き込むだけでは、
このような心地よい空間はできません。
無垢の木の床のサラサラした気持ち良さは前回書きましたが、今回は漆喰の壁のお話。
もちろん、わが家の壁はすべて漆喰。
漆喰は湿気をコントロールする調湿作用を持っているので、梅雨時や夏は湿気を吸い取ってくれて、湿度が低い乾燥した冬は水分を放出してくれます。
加湿器の役割をしてくれる優れものです。
わが家の寝室は、この「漆喰」と「無垢の木」と「風」が作り上げた「至福の寝室」なのです。
息子はもう小学校高学年なので「そろそろ自分の部屋で寝たら?」と
言ったことがあるのですが、「やだ!」の一点張り。
「お母さん(私)と一緒がいいのね~。まだまだカワイイわ~」と
ニヤニヤしていたら「だってココ気持ちいいんじゃもん」と…。
この「至福の寝室」で寝られれば、母は必要なさそうです…。