通り土間を五月の薫風が抜ける家
若葉の萌えるさわやかな季節。玄関ドアを入ると「通り土間」が奥へと伸びて、つきあたりのガラスドアへと続いています。
窓を大きくあけると、五月の薫風が「通り土間」を抜け、リビングの桧の床をなで、暖められて吹き抜けから２階へと上昇気流。家中が換気されて、気持ちいい空気感に深呼吸したくなります。
「通り土間」とは表口から裏口まで一直線に貫く通路のこと。昔は町家でも農家でも、通り土間のある家が多く見られました。土足のままで家の中を通り抜けることができて、なにかと便利です。
通り土間の用途はさまざま。子どもの遊び場、応接スペース、作業場、サンルーム、自転車やバイクの修理工場、趣味の工房、ペットと遊ぶゾーン等々。自由に使える面白い空間です。
土間に手洗い器を設けると、作業後や帰宅後にすぐ「手洗い＆うがい」をすませて部屋へ上がれるから衛生的。自宅のウイルス感染対策には、①手洗い、②うがい、③こまめな換気が必須。「通り土間」で風通しよく健康に暮らしたいものですね。
