小屋裏収納の活用

10月、衣替えの時期となりました。
この季節は、衣類や寝具、季節家電など出し入れするものが多く大変です。
一般的に収納で悩むランキングの上位に占めるのが、このような季節ものと言われています。
住まいで収納スペースが少ないのは困りますが、多く取れば建物の面積が増え予算増になってしまいます。
そこで今回は屋根裏を利用した小屋裏収納について紹介いたします。

小屋裏収納

小屋裏収納とは天井と屋根の間の空間を利用した収納スペースのことで、
建築基準法の制限(広さや高さ)はありますが、季節はずれのモノや
かさばる物をしまっておくのに最適な場所として昔から重宝されてきました。
日本の住まいは、天井の上に断熱材が入っているので屋根裏空間は
外気温を受けやすく寒暖差が激しい場所です。
しかし「雨楽な家」は天井の上ではなく、屋根面に断熱材を入れるので
寒暖差を抑える効果があります。屋根裏を活用することで間取り構成に
幅が出ますので1つの選択肢として考えてみることも良いと思います。

次に小屋裏収納への荷物の移動手段について簡単に紹介いたします。
小屋裏収納をどのような目的で活用するのか、
ヒントにもなりますので参考にしておいてください。

可動式ハシゴによるモノの移動

小屋裏収納

小屋裏収納を部屋の一部として空間利用する場合に、邪魔になりにくく取り外しが可能なハシゴを利用すると便利です。
移動のときは片手が使えないため、重たいものや大きなものの収納には不向きです。

箱階段によるモノの移動

箱階段収納はハシゴと比べ設置スペースを取りますが、移動のときには両手を使って収納できるというメリットがあります。

小屋裏収納

固定階段によるモノの移動

小屋裏収納

固定階段を設けて小屋裏収納に荷物を移動させます。
荷物の移動が楽なので屋根裏を収納スペースとして十分活用できます。
階段の設置位置は、間取りや屋根の形を計画するときに考えておく必要がありますので
早めに建築業者さんに相談することをお勧めします。