掛込天井と平天井
「雨楽な家」は室内に、あえて水平の天井を張らず、木造軸組の構造体である梁組みを見せることが多いのが特徴のひとつです。
写真は平家のお宅のリビングダイニング。右側の梁組みが見える部分には水平の天井がありませんが、左側には水平の白い天井が張ってあります。
この組み合わせを「掛込天井と平天井」といいます。住空間にひろがりが感じられますね。
「掛込天井と平天井」は数寄屋の手法で、小さな茶室を広く見せる工夫のひとつ。掛込天井とは、屋外の軒が同じ勾配で室内の天井へと連なり、傾斜天井となっているものをいいます。
こちらも「掛込天井と平天井」。平天井の上に収納用のロフトを設けました。掛込天井を設けるには、屋根の部分に高性能な断熱材をしっかり収めることが前提条件です。
掛込天井やロフトのある開放的な空間を楽しんでみませんか。