水に強い桧材の底力

水に強い

ひなびた温泉宿の湯けむりの中で、桧風呂に肩までつかってのんびり。体の芯まであったかくなって思わず鼻唄。桧の香りが立ちのぼって夢心地。

桧材は水や湿気に強いので、昔から風呂桶、つるべ、まな板などに利用されてきました。材質が緻密で、肌ざわりがよく、耐久性に優れていることに加え、防腐効果があるためです。

水に強いので水まわりの床にもおすすめ

森へ行くと清々しい香りに包まれますが、香りの元は樹木から放出される「フィトンチッド」。樹木はこの物質を発散して有害な微生物を退治し、空気を浄化しています。

桧は家の柱や床板に生まれ変わったあとも、フィトンチッドを出しつづけるため、シロアリや腐朽菌を寄せつけません。ですから、土台や大引など床下まわりには桧材が最適。

桧材は強靱で狂いが少なく、加工しやすいため、建築材料としてベストです。色、つや、光沢が美しく、かぐわしく、年月とともに味わいを深めていきます。

水に強い

水に強い

水や湿気に強い桧材は、居室の床板だけでなく、キッチン、洗面、トイレなど水まわりの床板としても安心して使用できます。

床板は自然塗装で仕上げるのがおすすめ。自然塗装とは天然材料を主成分とした自然塗料を木に浸透させる方法。もし床板に水をこぼしても、さっと拭き取れば大丈夫です。

桧の床板は時の経つほどにつやを増し、あめ色に変わり、心地よく古美てゆきます。本物ならではの経年変化を味わってみませんか。