和室を現代に取り入れる
日本古来の文化である“和室”は床面に敷き詰められた「畳」や、部屋を仕切る「襖」「障子」によって作られ、心地の良い癒しの空間として親しまれてきました。
畳に使われている「い草」にはリラックス効果や鎮静作用があり、断熱性と保温性にも優れています。
足で触れると夏は涼しく、冬は温かいのが特徴で、吸放湿性が高く室内の調湿にも役立ち、空気をきれいにする働きもあるといわれています。
しかし最近では和室のない間取りも増えており、住宅を検討する上で「和室はいるのか?いらないのか?」と悩まれる方も少なくありません。
その理由として「傷つきやすい」「メンテ
ナンスが大変」など、い草を編んで作られ
ている畳は、飲み物をこぼしてしまったり、
重いものをこすったりしてしまうと、汚れ
たり傷んだりしてしまいます。
畳は10年~15年で新しいものに取り替えるのが
一般的で、フローリングと比べると畳の方が
大掛かりなメンテナンスが必要になります。
しかし畳の上で寝転んだり、くつろいだり、趣味を
楽しんだり、お客さまをおもてなしするなど
様々な場面で機能を果たす和室。
昔ながらの和室に少し抵抗感や不安がある方は、
普段のライフスタイルや家全体のテイストに合わ
せて、モダンな和室をつくるのもオススメです。