無垢フローリングの塗装の種類とは
自然から切り出した木材をそのまま製材して作る無垢のフローリング。その質感や香りを楽しむのであれば、無塗装で使うのが理想的。しかし、無塗装の場合は汚れが付きやすく、水染みや黒ずみが出てしまうので、塗装した床材を利用するのが一般的です。
無垢フローリングの塗装には、表面がコーティングされているような「ウレタン塗装」と、ナチュラル感のある仕上げの「自然塗装」の２種類があり、まったく異なった特徴をもっていますので、違いを理解したうえで選ぶことが大切です。
●ウレタン塗装とは
ウレタン塗装とは、木の表面にウレタン樹脂の塗膜をつくる塗装方法。艶やかな光沢があり高級感あふれる仕上がりが特徴です。
〈ウレタン塗装のメリット〉
・表面に硬い膜をつくるので汚れや染みが付きにくい
・定期的なメンテナンスが必要ない
・木の呼吸を抑制するため無垢材の割れや反りが発生しにくい
〈ウレタン塗装のデメリット〉
・キズがついた場合には修理が困難
・ウレタン樹脂によって木の質感がなくなる
・化学塗料なので有害物質が含まれている
●自然塗装とは
自然塗装とは、天然材料を主成分にした自然塗料(オイル)を木の組織に浸透させる塗装方法。木材の味わいをそのままに生かした仕上げが特徴です。
〈自然塗装のメリット〉
・木目を活かしたぬくもりのある質感
・無垢材の経年変化を楽しめる
・主原料が天然成分なので安全性が高い
〈自然塗料のデメリット〉
・耐水性が低いので水をこぼすとシミになる
・ウレタン塗装に比べて汚れやキズが付きやすい
・化学製品に比べて耐久性が低い
無垢フローリングへのこだわり
「雨楽な家」の床は、ヒノキの無垢フローリングを自然塗装で仕上げることをお勧めしています。ヒノキ材は、木材そのものが水に強く、キズが付きにくい材料なので、自然塗料のデメリットを補うことができて安心です。
夏場でもベタベタせず、冬場でも冷たく感じることがありません。自然の恵みに触れながら、経年変化の魅力を楽しむことのできるヒノキの無垢フローリング。本物だけがもつ木の質感をモデルハウスでぜひ体感してください。
