白緑、浅葱色、柳葉色。
瑠璃色、桔梗色に牡丹色。
この季節、様々な色に変化していく
小さな野ぶどうの実。
娘が「食べていい?」と聞くので
あわててとめました。
「山ぶどう」は食べられるけど
「野ぶどう」は食べられないそうです。
美しい実の中に、蜂などの幼虫が
寄生するのだとか。
「色を楽しむ。」
野ぶどうです。
ドンドン寒くなって暖房を使い始めると
窓から入ってくる冷気が気になりますね。
窓からの冷気にはカーテンを厚い生地にしたり
ホットカーペットを置くことでも解消できるそうですが
私のおすすめはホームセンターなどで
販売しているお手軽な断熱ボードです。
母親からすすめられて、そんなに違うものかと
半信半疑でやってみましたが、効果てきめんで
夜に入ってくる冷気がずいぶん感じられなくなりました。
流れ落ちる結露の吸水もする為カビの予防にもいい様です。
去年使って今は外していましたが、朝晩が
冷え込んで、起きるのがつらくなって来ましたので
今年もそろそろ取り付けようと思います。
ちなみにわが家は築後50年でも快適です。
中村
最近、石川遼君が気になります。
ゴルフのことは全くわかりませんが、
とても娘達と同年代の青年とは思えないほどの
堂々とコースを回る姿と、真剣な表情がいいと思います。
先日は娘の学校の合唱祭を見に行きましたが、
ここにも普段は見ることのできない
いい顔で歌う子供達がいました。
「雨楽な家に住んでみて」のコーナーの施主様達のお顔も、
楽しそうで、うれしそうで、とてもいい顔で写っていらっしゃいます。
何かに懸命に取り組んでいる顔、何かをやり遂げ充実した顔・・・
多少、パーツや配置に不満はありますが、
私も、いつも「いい顔」でいたいと思います。
入江
先日某テレビ番組で、様々な業種の
同業者から選ばれた「真のプロ」の
職人の方々が取り上げられていました。
パティシエ、宮大工、蕎麦職人など、様々。
中でも印象深かった職人さんは、
大分県で造園士をされている70歳で未だ
現役の御手洗達雄氏。
自然の風景を凝縮した庭造りで知られる、
造園界の匠だそうです。
御手洗氏は幼少期、近所の川や森でよく
遊んでいたそうです。
その時見ていた「自然」をテーマに現在も
庭造りに励んでいるとのこと。
水の流れひとつにしても、石組みに関しても、
大変こだわりのある職人さんの様です。
幼少期に焼き付いた、目に見える美しい自然を
庭という限られた空間で表現し
人々を感動させ、笑顔にさせることのできる職人。
幼少期に大自然の中で育った私にも
何か学べることがある様な気がします。
日野
「庭」176号 御手洗達雄氏が創る
『水の庭の世界」より
大工さんや建具職人が集まり、技術を披露する
「削ろう会 中国大会」が
広島で行われると聞き、行ってきました。
まず目を引いたのは、まさかりを使って丸太を削る
「はつり」の実演。大きなまさかりを振り子のように
振り下ろし丸太の側面を削り落として梁に仕上げていく作業は、
映画「火天の城」の中でも作業風景が出ていましたが、
直接見るとかなりの迫力です。
素足で丸太の上に乗りすぐそばをまさかりが通過する、
いつも危険と隣あわせの作業には職人の技を感じました。
屋内では、数ミクロンの薄さを競う鉋かけが行われていました。
そこでは幅1尺(約30センチ)の大かんなの実演もあり
始めて見る光景で充実した1日でした。
どちらの会場にも若い職人が多いことに驚きました。
今回のイベントを企画した広島鉋(かんな)会は
毎月「削る会」を開いているようです。
自分たちの腕を披露し競い合うことで職人技が
磨かれていくのだなと実感しました。
村上
先日、母校の日本建築専門学校の学園祭に行ってきました。
生徒数が減少したためか、
私がいた頃のような盛り上がりではありませんでしたが、
卒業した友人たちと話ができるいい機会でした。
この不景気の中でも大工や設計士として頑張っている
友人達と話したり、元野球部の皆と一緒に野球したりと、
楽しく一日を過ごしました。
お互いの近況を報告しながら、
自分も仕事を頑張っていかないと、
と実感した一日でした。
小竹
先日開催された「雨楽な家」完成見学会で
お施主さんのこだわりの一品を発見。
土間に設置されたタイル貼りの手洗い器です。
何でも奥様の強いこだわりで実現。
ネットで調べて即購入。費用は1万円程度とか。
来場されたお客様の目にすぐとまり
熱心に質問されている様子も見受けました。
自慢の土間で趣味のラジコンづくりを
楽しみにされているご主人。
庭で泥だらけになって遊んだ子供達も、
室内に入る前に洗い流せばひと安心。
インフルエンザ対策にもひと役買いそうです。
他にもトイレやサニタリーに色合いの違う
タイルが施され、どこか懐かしい
「日本の家」に仕上がりました。
まさに、和でも洋でもない「雨楽な家」の家づくりです。
高橋 真
木像の仏様がやさしく微笑むポスターに惹かれて
「円空・木喰展」に行って来ました。
江戸時代の行脚僧として全国各地の寺社に数多くの
木彫の神仏像を残した円空と木喰。
荒削りの力強さの中に、静かな微笑をたたえる円空仏。
丸顔に柔和な微笑みを浮かべたユーモラスな木喰仏。
ノミ跡が生々しく残る木肌、ゴミとして捨てられそうな
木片に目鼻をつけただけの簡素な木端仏など
節、木目、割れ目など素材をそのまま生かした仏像たち。
木の生命が仏様として現れたような作品に
「木が笑う」※ という言葉を思い出しました。
(※木に割れが入る事を表す、大工さん用語です。)
300年の時を超えて微笑みかける木の仏像に
心癒された秋の一日でした。
坂井
10月6日に「雨楽な家」の地鎮祭に参列しました。
10月は「神無月」
神様は出雲に集まるので不在では?
そんな疑問を神主さんに聞いてみました。
神社神道の立場から言うと、
これは根拠のない俗説との事です。
そもそも神無月の「な」を「無」と表記したのは当て字で
本当の意味は「神の月」
陰暦の9月には穀物の収穫が済み
神を祭る時期だからとの事でした。
そういえば、
お祭り事が多いのもこの時期ですね。
内藤