『働き者に感謝』


 
「雨楽な家」の桧の柱と漆喰壁は
見た目の相性がいいだけでなく、共に働き者です。
桧の柱はいつも家を力強く支えてくれるし
漆喰壁は年中無休で吸放湿してくれます。
 
梅雨時から夏にかけてのジメジメした季節も
漆喰壁が湿気を吸い取るので室内はサラサラ。
洗濯物の部屋干しもよく乾き、押入の中もカラカラ。
反対に、乾燥する冬の季節は湿気を放出するので
空気の乾きすぎを防ぎ、のどをやさしく守ってくれます。
そんな働き者なのに自己主張もせず黙々と営々と。
桧の柱と漆喰壁さん、いつもありがとう。

荻野

『海と島の歴史資料館』

広島県豊田郡大崎上島町にある大望月邸を見学しました。
 
大崎上島町は周りを海に囲まれた離島の町です。
この島では江戸末期から栄えた海運、造船、塩田、酒造が有名です。
そしてその歴史として島の文化と勇壮に駆け抜けた
豪商たちの貴重な品々と古きたたずまいの大望月邸。
 
大望月邸は明治8年に建築され、瀬戸内海でも有数の
廻船問屋であったとのことで建築した望月東之助は
江戸時代末期から明治にかけて活躍した豪商であるとのことです。
 
「人情大臣」の異名を受け、栄華の時代を築いた
望月家の優雅な歴史がうかがえました。

近藤

『木彫の巨匠 平櫛田中展』

ひろしま美術館で開催されている
「木彫の巨匠 平櫛田中展」を観覧しました。
107歳まで生涯現役で制作を続けた巨匠の
すばらしい作品61点を観ることができました。
  
今回は展示されていませんでしたが、代表作のひとつ
「転生(吐きだされたる人)」を
初めて観たときの衝撃は忘れられません。
背筋に冷たいものが走り、鳥肌がたちました。
人を吐き出している口、恐ろしい顔、火焔の光背。
木彫で2メートル超の大きさ、すさまじい筋骨美。
その迫力に圧倒され、しばらく
作品の前から動けませんでした。
 
巨匠の有名な書があります。
「いまやらねばいつできる わしがやらねばたれがやる」

向井

  
「転生」平櫛田中の全貌展 図録より

『提案力、設計力の重要性』

昨年「雨楽な家」3×5モデルハウスを出展した
広島の住宅団地「セントラルシティこころ」に
今年も新たな場所で住宅展がスタートしました。
ビルダー、ハウスメーカーなど、昨年より多い
26社29棟が自慢の建物を出展。
着工戸数の回復に向け住宅業界もがんばっています。
 
前回は自然素材をPRした建物が多く、各社の個性、特徴が
感じられなかったという印象でしたが、素材や住環境に
配慮した建物が当たり前となってきた今、
設計に主眼を置いた建物が目立っているなと感じました。
 
約55坪の住宅団地の土地にプライバシーの確保や
隣家への配慮を考えながら、さらに開放的に間取りを構成している。
同じ条件の土地が並ぶ住宅団地ではその土地をどう生かすかは
設計者の腕にかかっていることを実感しました。

村上

『手作りの薪ストーブ』

長野県の工務店ショールームにて
ちょっと変わった形の薪ストーブを見つけました。
長野県に住むチェコ出身の芸術家の男性が
鉄板を加工して手作りで製作したそうです。
脇の蓋を開けるとオーブンが付いていて
美味しいピザが焼ける機能もあります。
薪もよく燃えるように内部の構造が工夫されており
長野県の寒い冬でも部屋を暖かくしてくれます。
デザインもシンプルで、どこか愛嬌があります。
電気を使わない暖房として
薪ストーブも見直されてきているそうです。

鈴木

『雨楽の語源となった茶室へ』

中部営業部へ転勤してから早二ヶ月。
廻りの地理を覚えていかなければと思いつつも、
仕事でいっぱいいっぱいの毎日です。
 
GWではそんな仕事の休憩も兼ねて、
犬山の如庵へ行ってきました。
 
如庵は犬山の有楽苑の一部に建てられているのですが、
ちょうど新緑の時期で日本庭園の緑が良く映えていました。
 
専門学校時代にも一度、一般公開の時期に訪れましたが、
こういった場所に来ると日本人として
身が引き締まるような気がします。
 
名古屋での生活はまだ日が浅いですが、
自転車も買ったことですので、休日には色々と
見て回りたいと思っています。

小竹


写真はウィキペディア「如庵」より引用

 

『高原教会』

GWに家族で長野県の軽井沢に行ってきました。
軽井沢は戦後、外国人の保養地になっていたということもあり
キリスト教の教会がたくさんあります。
 
今回行ってきたのは「軽井沢高原教会」です。
大正10年から続く木造の教会で、昭和16年に現在の
呼び名に改名されるまでは「星野遊学堂」と呼ばれ、
内村鑑三・島崎藤村・北原白秋などの
文化人が集っていたそうです。
 
行ったときはちょうど結婚式をしていたので
中は見れませんでしたが
三角形の屋根がそのまま地面まで
達しているシンプルな外観で
とても見ごたえがありました。

伊藤

『フラワーフェスティバル』

この時期開催される大イベント、
「広島と世界を結ぶ平和の花の祭典・
ひろしまフラワーフェスティバル」。
国内最大級の動員数の福岡県は
「博多どんたく港まつり」に比べ、
来場者数が二番目に多い大イベントです。
初めてフラワーフェスティバルに参加しましたが、
あまりの人の多さに驚きました。
 
平和大通り沿いにたくさんのステージが設置され、
多くの有名人の方がライブを行っていました。
それから、総合パレードといって、
各企業や一般の団体さんたちがYOSAKOIを
踊りながら歩いたり、小さな子どもが
音楽に合わせてダンスを踊りながら歩いていたりと、
とても素晴らしい演舞を見ることができました。

日野

『コツコツと』

以前、紹介した実家の離れの床張りの工事が終わりました。
 
去年の冬から始まり、古い床を撤去しボロボロだった
床組みを補強して、日にちをかけながらも
コツコツとリフォームしていきました。
 
初めは床だけの計画でしたが壁も朽ちていて、
どうせならということで一室全部をリフォームしました。
元々祖父が趣味で建てた離れですので
プロの職人が手掛けたようなキッチリした建物ではなく、
ところどころに荒が目立ちますが
それでも最終的にはそれなりに満足できるものとなりました。
 
コツコツと時間をかけてでも納得できるまでやりきることが
セルフビルドでの楽しみだと感じました。

近藤

『深い軒下』


 
「雨楽な家」名古屋モデルハウスの
平家の軒下はこんなに深くて
杉の桁や垂木の構造美は見あきることがありません。
雨の日も吹き込まないので雨を楽しめます。
夏は高い太陽光をさえぎり、風だけ入ってきます。
冬は低い太陽光が日だまりをつくってくれます。
深い軒下は外と内をやさしくつなぐ
日本の家ならではの至福ゾーンですね。

荻野