『松ヤニ』

無垢材から染み出すベトベトした樹脂(ヤニ)は
特に松系の材種に多く含まれています。
ヤニは天然脂なので全くの無公害。
多く含む材ほど、水に強く、抗菌性が高いと言われますが
手や衣服などに付着するとなかなか落すことが出来ません。
 
「雨楽な家」のお住まい手からも
梁材のヤニ処理に関して相談を頂く事があります。
 
「松ヤニ」の処理方法は、
酢やエタノール(消毒用アルコール)で拭き取ると落せます。
 
ちなみに、
この松ヤニをシャボン玉液に混ぜると、
割れ難いシャボン玉を作ることができるそうです。

内藤

『夏の風物詩』

昔の日本の夏には欠かせなかったのが蚊取り線香。
開発されてから一世紀以上が経つそうですが、
いまだに夏の風物詩として愛用されています。
特に今年の夏は節電が合言葉のようになって
いましたので、これまで以上に活用された方も
多いのではないでしょうか。
 
私はこの渦巻きの形が好きでよく使っています。
一度点けると約7時間もつそうで、寝る前に
つけると丁度朝方まで大丈夫。大変使いやすい商品です。
 
9月になり、少しは暑さもやわらいできたので
今年の夏もエアコンなしで乗り切れそうです。
うちわと蚊取り線香で少しでも
節電に貢献できたのではないかと思います。

村上

『木工ワークショップ』

小学3年生の娘と一緒に
木工ワークショップに参加しました。
大人の参加者はなぜか私だけ。
最初は気恥ずかしかったのですが
すぐに作業に没頭、夢中になりました。
 
太さや切り方がいろいろな木のパーツに
好みで色を塗り、土台となる木材に
ボンドで貼り付けるだけの簡単作業。
素材は粗末な木っ端ですが、表現力無限大。
かわいいウッドオーナメントができました。
 
「小枝を拾って、もっと作りたい!」
娘は創作意欲を大いに刺激されたようです。
もちろん、私も。秋になれば小枝だけでなく
木の実や落ち葉も素材にして
親子で木工工作を楽しみたいと思います。

向井

『緑のじゅうたん』

先日野外の音楽イベントで
国営備北丘陵公園へ行ってきました。
会場の公園は芝生が多く植えられていて
そこに座ってのんびりと音楽を
楽しむのがとても気持ちがよく
夏の楽しみの1つになっています。
他の会場でのイベントにも参加して
いますが、芝生がある・なしで気温の
感じ方がずいぶん違います。芝生の
ある場所は土や葉から水が蒸発し
気化によって周りの熱が奪われるから
だそうです。夏の野外は熱中症対策が
かかせませんが、自然の力やありがたさを
感じる良い機会になりますね。

中村

『子供と「雨楽な家」』

先日「雨楽な家」名古屋モデルハウスに
私の子供を連れてきてみました。
 
床の感触がいいのか、何度も床を手でさわって
感触を確かめているようでした。さすってみたり
たたいてみたり、節を指でつっついてみたり。
何が面白いのか分かりませんが
とにかく楽しそうにしていました。
 
よく出産祝いや子供の誕生日などに
木のおもちゃを贈ることがありますが
木のおもちゃ同様に、無垢の木や自然素材は
子供の感性を伸ばすことができると思います。
子供が育つ空間はできるだけ
自然なものを使ってあげたいですね。

伊藤

『根津美術館』

表参道駅から有名なファッションビルの数々を
右手に見ながら歩くこと7~8分。
竹林に囲まれた大きな切妻屋根が見えて来ます。
2009年に建て替えられた根津美術館です。
 
深い軒、詰め打ちの竹と石畳のアプローチ。
仏像や書画に似合うモダンでシャープなデザイン。
ガラスと竹がふんだんに使われた明るく軽やかな空間。
屋外には4棟の茶室を持つ純和風庭園が広がります。
 
散策するうちに、いつの間にか都会の真ん中に
いる事を忘れさせられる静かな現代の和空間。
外国からの旅行者も、無機質な東京の中の意外な
和のスペースに寛ぎと涼を感じていたようです。

坂井

『無花果』

自宅の庭に果実の木がいろいろあります。
梅・琵琶・葡萄・柿・金柑
そして今、実をつけているのが無花果です。
 
自宅を建替する際に
母が、『実のなる木を植えたい』と
いくつか植え始めたのがきっかけです。
四季を通してそれぞれちゃんと実をつけてくれます。
 
青い実を見つけると、熟すまでを皆で見守ります。
我が家レベルですが、今年は無花果が豊作です。
誰がどの実を食べようかと、品定めして
生っている実を眺めるのは、本当に心が和むひとときです。
 
写真の無花果は、私が選んで食べました。

國分

『適材適所』


  
「雨楽な家」名古屋モデルハウスの洗面室は
梁と天井と収納棚に杉が
柱と床に桧が使われています。
 
杉は調湿力が高いので、押入や洗面室に使うと
いやな湿気を吸い取ってくれます。
光沢のある赤みで木目が美しく肌ざわりが良く
温もりがあって素朴な質感を楽しめますし
ほのかな香りでリラックスできるんです。
 
名古屋モデルハウスはオール国産材の
杉と桧を適材適所に使っているので
手ざわりや香りを比べてみるのも楽しいですよ。

荻野

『世界遺産』

先日「東洋のガラパゴス」と呼ばれる島々、
小笠原諸島が世界遺産へ登録されました。
都内から週に一度の定期船「おがさわら丸」で
片道約25時間30分もかかる場所にあるそうです。
小笠原諸島へ上陸できる人数には制限があり、
島の物は一切持ち出し禁止で、キレイだからといって、
島の物をポケットへ入れてはいけません。
島へ一歩足を踏み入れる前にも
履いている靴やサンダルの砂をしっかりと落として
入らなければいけないとか。
現状を維持するためにも観光客の意識も大切です。
こうした徹底した管理のおかげで今の小笠原諸島が
維持されているのかもしれません。
今の美しい島々を次の世代へと
受け継いでいってほしいものです。

日野


「小笠原村観光協会」HPより引用

『無垢の玄関引戸』

広島市安佐南区で完成した「雨楽な家」
 
出入り口は、無垢の玄関引戸です。
最近は、木調のアルミ引戸を利用することが多いのですが、
あえて木製にこだわるのも良いと思います。
 
メーカーサッシほどの気密性や耐久性は期待できませんが、
その感触や風合いはまさに昔ながらの
「日本の住まい」
 
帰宅するお住まい手や訪ねてくる客人を
「和やか」に迎えてくれることと思います。

内藤