『菩提樹材の彫刻』

ベルリン国立美術館展を観に行きました。
15世紀の作品展示室にある宗教をテーマにした
十数点の小さな木彫作品に目を奪われました。 
大半の作品は、いかにもドイツらしく菩提樹材ですが
クルミ、ツゲ、梨、樫なども使われていました。
ちなみに、日本の木彫では、クスノキやヒノキ、
ケヤキ、カツラなどが使われます。
 
ヨーロッパの彫刻といえば大理石を彫った逞しい
人体像を思い浮かべますが、繊細な手仕事で
天使や聖母を彫った温かな木の彫刻も
作られていたことを知り親しみを感じました。

坂井


龍を退治する聖ゲオルギウス
国立西洋美術館HPより

『杉板』

現在工事中の建物で、杉板を型枠に使用した
コンクリートの壁を施工しました。
 
コンクリートは一発勝負なので
型枠を解体するまでドキドキしていましたが
杉の木目がしっかりと出たすばらしい
コンクリートの壁に仕上がりました。
木目だけではなく、杉の赤身の部分の
色や節までしっかりとうつっています。
 
コンクリートは建物に使うと
少し冷たい印象になってしまいますが
杉板の木目をコンクリートにうつすことで
暖かい印象にかわります。

伊藤

『もう秋が来てるよ』

9月というのに30℃を越える暑さで扇風機がフル回転。
「いいかげんに夏は終わりにしてよね」と愚痴りながら
2階の窓からなにげなく外を見ると
家の前のハナミズキが赤い実をたくさん付けて
「もう秋が来てるよ」と教えてくれました。
 
そういえば野鳥の声が近ごろにぎやかなのは
ハナミズキの赤い実を食べに来ていたのかな。
ヒトが節電づかれで夏バテもいえないのをよそ目に
樹木や鳥たちはせっせと実りの秋を楽しんでいたのですね。

荻野

『こだわりのお蕎麦屋さん』

最近、実家近くに出来たという、
お蕎麦屋さんを訪れました。
和風の建物で、中には大小ふたつのいろりが。
店内からは山が見え、お店周辺には
竹がたくさん生い茂っています。
とても静かな場所で、蕎麦好きの店主が
お一人で経営されているとのこと。
お蕎麦を盛るお皿も竹を彫って作った、
店主お手製のもの。
お箸も、つゆを入れる容器も、
全て手作りとのことで、
「普通の食器を使ってお蕎麦を出しても
面白みがないから自分で作ったんだよ。」と、
おっしゃっていました。
自然素材を利用して作られた
竹のお皿に添えられたお蕎麦は格別でした。

日野

『9月のイベントのご案内 』

今月も中部地区で『雨楽な家』の
見学会イベントが多数開催予定です。
現段階で予定されております見学会をご案内します。
 
●9月 8日(土)~ 9日(日) 『雨楽な家』完成見学会(豊田市)
●9月15日(土)~16日(日) 『雨楽な家』完成見学会(長久手市)
●9月22日(土)~23日(日) 『雨楽な家』完成見学会(豊田市)
●9月22日(土)~23日(日) 『雨楽な家』完成見学会(岡崎市)
(※上記日程は予定ですので、変更となる場合がございます。)
 
9月は残暑厳しく、台風もやってくる季節です。
雨の日や暑いなかでの居心地を
ぜひ現場見学会で体感してください。
モデルハウスとは異なった間取り・外観をご覧いただけます。
見学会の詳細情報は名古屋モデルハウスへお問い合せください。

國分


『雨楽な家』の内観イメージ写真(実際の見学会場とは異なります。)

『よしず』

今年も暑かった盆休み、健康のため少し離れた店まで
散歩がてら買い物に行ってみました。
歩きながらゆっくり家々を観察してみると意外にも
屋外の暑さ対策がされていない住宅が多いことに気づきました。
夏の熱エネルギーの約70%は開口部から入ってくる
と言われています。その対策が省エネ効果につながると
考えられ、いろんなグッズがホームセンターにはあります。
 
日本は昔から日よけ対策のために「よしず」が使われてきました。
「よしず」は日差しを遮りながら風を通す優れものです。
一般的に開口部からの熱エネルギーを抑えるには
室内に設置するものより「よしず」のように
屋外に設置するものの方が効果は高いようです。
洋風の建物ならシェードやオーニングが合いますが、
機能性と手軽さで「よしず」を選ばれる方も
多いのかなと感じました。

村上

『りんごの収穫』

親戚宅でりんごの収穫を手伝いました。
まあるい赤い実のかわいらしいこと!
夏の太陽の下でぴかぴか光っています。
 
この樹のりんごは、ゴールデンウィークに
娘が人工受粉作業をして生った実たち。
「姫りんご」と「津軽りんご」の樹が隣接していて
「姫りんご」の花粉を耳かきみたいな羽毛の
受粉棒につけ、「津軽りんご」の花に
みつばち気分でせっせと運んだそうです。
 
夏のりんごはすっきりと甘く、育てた人たちの
手間を思えば、さらにおいしく感じました。

向井

『白川郷へ』

連休を利用して白川郷まで行って来ました。
その日は日差しが照りつける暑い日でしたが
建物の周りを流れる水路が、涼をとるのに一役買っていました。
この水路は万が一火事になった時の消化用の水としても使われるので
茅葺の建物の周りに堀のように張り巡らされていました。
 
白川郷では少なくとも年に1回は必ずどこかの家で
屋根の茅の葺き替え作業があります。
その日は村の皆さんが総出で手伝うのだそうです。
機会があれば今度は冬の白川郷へも足を運んでみたいと思います。

小竹

『旧東海道/草津宿』

旧東海道をテクテク逆あるきしています。
これまで京都三条大橋から瀬田唐橋まで歩きましたが
今回は瀬田唐橋から草津宿まで約10キロの道のりです。
草津宿は東海道と中山道の分岐点、という交通の要衝。
写真の右の道が鈴鹿峠や桑名へつながる東海道、
左の道が美濃や信濃へつながる中山道です。まんなかに
「右東海道いせみち、左中山道美のぢ」という道標が立っています。


 〔東海道と中山道の分岐点〕
  
下の写真は、草津宿本陣の田中七左衛門家。
本陣とは大名など要人が宿泊や休憩をした地元の名主の家で
浅野内匠頭や吉良上野介、新撰組の土方歳三も宿泊したとか。
門の左脇に「細川越中守宿」と書かれた木の関札が
本日のVIP客を誇示するかのように立っていました。
参勤交代の西国大名や家臣たちが通った宿場町を
今は平成の人々が自転車で通りすぎてゆきます。

荻野


〔草津宿本陣〕

『ひんやり床』

我が家のLDKの床はタイル仕上げです。
この夏の猛暑でも
床はひんやりと冷たいので裸足で過ごすと快適。
 
調べによると、体感温度の計算方法とは、
 
体感温度=(気温+壁や床の表面温度)/2
 
表面温度が低いタイルが
体感温度を下げていることが理由のようです。
 
因みに、冬場は当然冷たいのですが、
スリッパを履くことで対処できます。
 
我慢できないほどの猛暑を上手に乗りきる
ための建材としてはオススメです。

内藤