『船場ビルディング』

大阪は船場、淡路町にある「船場ビルディング」。
大正14年に建築された四階建てのビルで、
当時オフィスと住宅をあわせもつユニークなビルとして、
大変注目を集めたそうです。
 
現在はオフィスビルとして使用されているそうですが、
ビルの中のデザインがとても魅力的です。
一見、外観は古いビルの様ですが、
一歩中へ足を踏み入れると、
四階まで吹き抜けが広がり、
床はレンガでできています。
大正時代の当時の雰囲気を今でも漂わせています。
いつか行ってみたい場所のひとつです。

日野


「Het Architecture」HPより

『シーリングファン』

省エネと心地よい暖かさで人気の薪ストーブ。
吹抜のプランに設置するケースがほとんどですが
配線計画の際にはシーリングファンをお忘れなく。
 
トロピカルなイメージが強い天井扇ですが
冬こそが本領発揮のシーズンです。
吹抜を通してストーブの暖気は上へ上へと昇るため
リビングより先に2階が暖かくなってしまいます。
暖気を上部に溜めないよう循環させ
家内の温度差を無くす事で、より快適に過ごせます。
 
築14年の我家のファンは古風な米ハンター社製ですが
最近では国内メーカーからシンプルで機能的な物が
数多く販売されています。

坂井

『季節の行事』

2月3日、広島市中区の住吉神社で
「焼嗅がし」の節分祭が行われました。
焼いた鰯の頭を柊の枝に刺し、家の入口に置いて
その悪臭で鬼退治・厄払いするという
平安時代からの風習に由来した神事とのこと。
 
赤鬼や貧乏神、疫病神、そして
昨年のお騒がせ有名人に扮した氏子さんが
おもしろおかしくお芝居しながら次々登場。
「はよ焼け~そら焼け~」の掛け声で
巫女さんがせっせと山盛りの鰯頭を焼き
鬼が退散すると「めでたや~めでたや~」と拍手喝采。
とてもユニークな神事で、皆大笑いでした。
 
祭終了後に配られた、焼きたての鰯頭が刺さった柊を
玄関に飾って今年の厄払いは万全。大笑いもしたので
笑う門には福がきたることでしょう。

向井

『日本人のための逸品』

先日 この時期ならではの鍋を購入しました。
“ルクルーゼ・ココット・ジャポネーズ”です。
 
ルクルーゼの鋳物ホーローはすべてフランスの工場で
熟練した職人の手作業でひとつひとつ丁寧に作られているそうです。
そしてこれは名前のとおり日本人のためのデザインです。
 
この“ココット・ジャポネーズ”の前身の鍋は
10年前に発売された“ココット・スキヤキ”だそうです。
海外で日本の食文化を反映してデザインされた鍋だと思うと
日本の食文化の良さを改めて感じます。
すき焼き・寄せ鍋・水炊きなど、この“ジャポネーズ”で
この冬を温かく過ごしたいと思います。

國分

“ココット・ジャポネーズ”
(ルクルーゼ・ジャポン公式サイトより)

『口ベタで不器用な僕がトップ営業マンになれた理由』

リック 代表取締役の丸山景右の最新刊を読みました。
 
営業マンでなくても、仕事の取り組み方の参考になる物語でした。
何かを始めるキッカケになれる本にも感じられました。
 
「つまずいても、また起き上がればいい」
そんなエールのこもった物語です。

三原

『時代を感じさせる住宅』

広島市は瀬戸内海と山に囲まれ平地の少ない地形をしています。
私が住んでいる西区は昔、国道2号線から南側は海でした。
今でこそ埋め立てが進み住宅地や商業施設も増えていますが、
昔の住宅は道路沿いでも山の斜面を利用して
高台に建てなければならなかったようです。
そのため建替えが頻繁に行われなかったこともあり、
写真のように和風の住宅に洋館がくっついた、
時代を感じさせる建物が残っています。1軒ならまだしも
同じような建物が数軒見られ、地域性が感じられます。
このように建てられたその背景が大変気になります。

村上

『テレビ型の薪ストーブ』

1月に完成した「雨楽な家」で
薪ストーブの体感会を行ないました。
ご主人が見つけてきた
ベルギー製のテレビ型の薪ストーブです。
赤い炎が良く見えるようになっています。
とても寒い日に体感したのですが
この1台で2階建ての家の隅々まで暖かいことに
参加者の方は驚いていました。
 
冬の夜、テレビ番組の代わりに
薪の燃える火を見て過ごすのは
癒されるかもしれません。

鈴木

『冬の桜木』

自宅近くの桜の木。満開の春も紅葉の秋もいいけれど
丸裸の冬の桜木も好きです。
裸の細い枝は冷たい北風にふるえているように見えるけれど
本当は冬のやさしい陽ざしをたっぷり浴びて
せっせと新しい芽吹きの準備の真っ最中。
 
強いエネルギーを内に秘め、春への備えに専念する桜木。
したたかに厳しい冬に力をたくわえる桜のように
日本の国にも、かつてのような世界に誇れる
桜花爛漫の春がめぐってくることを願っています。

荻野

『内村 鑑三』

外壁メーカー主催の建築のセミナーに行ってきました。
建築家の講演の中で、内村鑑三の言葉が紹介されました。
内村鑑三は昭和5年になくなった、キリスト教の思想家です。
その言葉は「後世への最大遺物」という本で紹介されています。
 
「エネルギーは太陽の光線にもあり、海の波にも
吹く風にもあり、噴火する火山にもあります。
もしこれを利用することができますならば
それらはみなすべて富の源です。(中略)
外に拡大するよりは内を開発するべきです」
 
なんだか今の社会問題を言い当てているかのような内容です。
今はまだエネルギーとして利用するのは
問題点が多く難しいかもしれませんが
原子力発電所がなくてもエネルギーに困らないような
日本になってほしいと思いました。

伊藤

 

『火鉢』

実家に代々伝わる火鉢を譲り受けたので、
母から使い方を習って利用しています。
 
火鉢は暖炉のようには部屋を温めることはできませんが
炭の音や匂いを感じながら家族で火鉢を囲んで
「木の家」に暮らす風情の良さは格別です。
 
因みに、鉄瓶で沸かしたお湯は鉄分が豊富で、
アルツハイマー認知症の予防にも有効だそうです。
 
かなり手間のかかる暖房具ですが、
風情を感じなら気持ちのゆとりと健康を補ってくれます。

内藤