『床下点検』

「雨楽な家」に住んで10年になるので
節目の床下点検をしました。
クローゼットの床に60㎝角の床下点検口があり
床板と構造用合板とが一体になった重いふたをはずし
次に断熱材ポリスチレンフォームの軽いふたをはずし
腹ばいになって首を床下につっこむと
ベタ基礎のひんやりした匂いが上がってきました。
 
下の写真は私が点検口から撮った下手写真ですが
実際には床下点検ロボットが床下を一周して隅々を撮影し
画像をタブレットで見ながらチェックすることができました。
シロアリも配管の水漏れも何もなくて、ひと安心です。
胃カメラ健診で「異常ありません」と言われたような気分でした。

荻野


 

『裏の通り』

先日、毎年恒例の伊勢神宮に行ってきました。
 
ほぼ毎年行っていますが、今年は「式年遷宮」の年なので、
平日にもかかわらずたくさんの観光客でにぎわっていました。
 
伊勢神宮の内宮や外宮もいいですが、私は
おかげ横丁の裏、五十鈴川の川沿い通りの雰囲気が好きで、
行くと必ず通ります。かなり昔からある建物ばかりですが
よく手入れされていて、杉板の外壁や石積みの基礎など、
何度見ても飽きません。
 
ガイドブックに載っているような有名な
観光スポットではありませんが、
「裏の通り」を歩いてみるのも一興だと思います。

伊藤


 

『手拭い』

大好きな手拭いのお店へ行きました。
手拭いは奈良時代頃から存在しているそうで
江戸時代には庶民の生活必需品になったそうです。
日本の歴史や伝統を感じます。
 
訪れたお店の手拭いはどの柄も粋で素敵で
スカーフにしたり、インテリアにしたり
手を拭うだけではもったいない柄ばかりでした。
 
自然素材でからだに優しい
使いこむほどに風合いが増す
『注染』という技法は伝統的な職人技
『雨楽な家』と似ています。
 
暑くなるこれからの季節、『雨楽な家』と手拭いで
日本の夏を味わいます。

國分

『3にこだわる』

小さな空間を最大限に活用し豊かに暮らそう!
「雨楽な家3×3」モデルハウスを 
6月に愛媛県松山市でオープンしました。
リビングにはガラステーブルとフィリップスタルクの
「マスターズチェア」をコーディネート。
スリムな樹脂のボディは軽くて持ち運びしやすく
スタッキング可能と、狭い空間にはぴったり。
しかもこの椅子、1脚で3つのデザインを
楽しむことができるのです。
ヤコブセンのセブンチェア、イームズのシェルチェア、
サーリネンのチューリップアームチェア。
遊び心いっぱいの椅子と、3間×3間=9坪の建坪で
つくる豊かな空間を是非体感してみてください。

坂井

『日本の夏.2013』

広島港の「広島みなと夢花火大会」に行きました。
中国新聞によると、約1万発の花火が打ち上げられ
約43万人が詰め掛けたとのこと。
 
真夏の夜空を彩る大輪の花火は
見慣れたものからスマイルマークなどのかわいい型物、
全国各地の名匠による芸術花火など、様々ありました。
写真を撮ろうと頑張りましたが、これが難しい。
早々にカメラを覗くのを諦め、花火の一瞬の儚い美しさを
自分の眼に焼きつけることにしました。
 
人ごみにもまれ、団扇を扇ぐ手が疲れ、
20年ぶりの浴衣姿で下駄の足が痛んでも。
これぞ「日本の夏」!繰り出さずにはいられません。

向井

『深い軒の効果』

「雨楽な家」には深い軒を設けることがよくあります。
夏の日差しが部屋の中に入らないため
窓を開けて風を通せば夏でも快適に暮らせます。
 
蒸し暑い梅雨時には深い軒のおかげで
雨が降りこむことなく窓を開けることが出来ます。
子どもたちは夏の日中でも軒下のウッドデッキで遊べます。
 
冬は日射が低くなり部屋に日が差し込むので寒さ対策も大丈夫。
軒下は部屋の内と外をつなぐ、自然を楽しむ空間となります。
エアコンに頼らない「雨楽な家」の暮らしもいいものです。

鈴木

『無垢家具』

「雨楽な家」松山店には杉の無垢材を加工して作った
「雨楽家具」があります。この「雨楽家具」は
前回モデルハウスから引き継いだもので
経年変化により落ち着いたいい色になっています。
設置当初は新築モデルと合うか不安もありましたが、
しっかりと存在感を出しています。

この雨楽家具の扉には大きなくぼみがあります。
引越しのときにぶつけて扉の角が大きく破損していたため
大きな木片はカッターで削り取り、あとは
サンドペーパーで軽く仕上げをしました。
無垢家具以外ではなかなかこうはいきません。
使えば使うほど味と落着きが出る
無垢家具の良さを実感しました。

村上

 

『うさぎ島』

広島県竹原市にある「大久野島」へ行ってきました。
昔、島には毒ガス工場があったことから、
「地図から消された島」とも呼ばれていたそうです。
 
   
  
島には至るところに野生のうさぎがいます。
毒ガス工場が存在する当時、
毒ガスの流出を検地するために
放たれたものだそうです。
 
島を一周していると、
砲台跡・発電場・毒ガス貯蔵庫などを
見ることができます。
こういった貴重な歴史を見られる島を、
もっと色々な方に知ってほしいと感じました。

日野

『こだわりの記念館』

松山での研修の際に
『伊丹十三記念館』に行ってきました。
 
道沿いに進んでいくとふいに現れる
高さを抑えた黒い建物と植栽の
グリーンが鮮やかな外観にまず驚きました。
中に入ると広く取られた中庭に
シンボルツリーが植えられています。
しばらくは中庭で写真を撮ったり眺めたり。
展示物ももちろん面白く、伊丹十三が
いかに魅力的な人かが伝わって来ます。
 
ひとつひとつのものにこだわりがある
素敵な記念館でした。

中村

『節もよう』

 
琵琶湖の東岸、近江八幡を街あるきしました。
天秤棒をかついで全国を行商した近江商人ゆかりの地です。
白壁の土蔵が軒をつらね、近江商人の繁栄の跡を物語ります。
 
木と漆喰のコントラストが絶妙で思わず見とれていると
木の節がいきいきと目玉みたいで今にも動きだしそう。
「買い手よし、売り手よし、世間よし」の
「三方よし」を座右の銘として全国を営業に歩いた
近江商人の魂が息づいているかのようでした。

荻野