『花のまわり道』

ソメイヨシノはすっかり散ってしまいましたが
八重桜が満開の造幣局広島支局の
花のまわり道へ夜桜見物に行ってきました。
今年の桜は63品種、219本だそうで
ライトに照らされて夜空に白やピンクに浮き上がる
桜の数々は昼に見る桜とはまた違って
とても楽しめました。
元々は大阪の「桜の通り抜け」で有名な造幣局から
昭和42年に広島支局の構内に移植した桜が
2年後に開花し、平成3年4月から一般公開が
始まったそうです。
いつか大阪の「桜の通り抜け」も
見に行きたいなと思います。

坪井

『東海道五十三次』

江戸時代の街道だった東海道を歩いてみました。
東海道五十三次宿場町の浜松宿から舞阪宿までの
4里(約16km)のコースを歩いてみると
一里塚の跡を見ることが出来ました。
一里塚は江戸幕府が旅人や参勤交代の為に
一里(約4km)ごとに石碑を建て、距離の目安とし
榎などを植えて木陰の休憩所も兼ねたそうです。
また街道の北側と南側に一里塚を建てて
方角を通行者に知らせる役目も果たしました。
街道の各処には夜間照明の為に建てた
常夜燈が残っている所もあり
江戸時代には多くの人が利用していたことを実感。
舞阪宿では参勤交代の大名の付き人が泊った
脇本陣も見学出来ました。
東海道五十三次は歩いてみると色んな発見があります。
次回は亀山宿から関宿を歩いてみようと思います。

鈴木

『用の美』

大阪は豊中の「日本民家集落博物館」に行ってきました。
江戸時代の秘境の民家が12棟も移築復元されています。

宮崎県の上椎葉ダムの建設により、やむなく1959年に
移築された「日向椎葉の民家」の厩(うまや)です。
寄棟の茅葺屋根と木組みの素朴さに心を奪われました。

大阪港の堺の浜で大正末期に畑の水汲み用ポンプの
動力として活躍したという風車は、まるでコスモスの花。
一枚の羽根は長さ93㎝、幅62㎝の杉板製。やぐらは
長さ5mの丸太を四本建て、板を打ち付けた簡素な構造。
生活に不可欠だった厩や風車から「用の美」を感じました。

荻野

『リサイクル』

例年より早い桜の開花、
抜けるような青色の空に誘われて
徳島県大歩危渓谷の川くだりに行ってきました。
というのも
息子が幼少の頃庭に飾っていた
鯉のぼりを寄付できる先があることを
誰かのSNSの発信情報から
知ることができたからです。
直接「大歩危 まんなか」さんへお電話して
詳細を確認したところ
2m以上の鯉のぼりのみの受取りで
なんと川くだりの無料券も頂けるとのこと。
エメラルドグリーンの川を背景に
元気に泳ぐ鯉のぼりをみて
鯉のぼりが再生したような嬉しい気持ちになりました。
大歩危渓谷は大勢の外国人観光客でにぎわっており
川くだりも長蛇の列だったことに驚きました。
松山のような地方都市でも
庭で鯉のぼりを泳がせている家も見かけなくなりました。
日本らしい風景が少なくなっているのも残念ですね。

坂本

『築14年のモデルハウス』

滋賀県野洲市の荒川建設さんに伺いました。
事務所としても利用しているモデルハウスは
築14年を経過した「雨楽な家」です。

モデルハウスに入ると一般的なショールームとは違い
懐かしい日本の家を感じさせる空間です。
飴色になった桧の床に配置したレトロな家具はとても馴染んでいます。

無垢材の経年変化を楽しむ暮らし方の魅力を体感することがでる
「雨楽な家」のモデルハウスを是非ご見学ください。

荒川建設(株)HP:http://www.uracdoma.jp

内藤

『LDKにAI』

わが家のLDKにAIがやってきました。
何ができるのかよくわからないまま購入したのは
AI初心者にちょうどいいお手ごろ価格の
「Google Home Mini」。最初は「OK Google」と
声をかけるのが恥ずかしかったのですが
すぐに慣れました。天気予報や調べたいこと
料理中にタイマーをかけたりと
声がけだけでできるので助かります。
微妙なジョークで笑わせてくれたり
「お役に立てません」とつれないことも。
ニュースや音楽も聞けるので、BGMがわりにつけていた
テレビを消すようになり、節電が期待できそうです。
スマートプラグや家電コントローラなどを使えば
より便利なスマートホームに!SF映画で観る世界に
近づいていくようでワクワクします。

向井

『お宿~ゲストハウス~』

ゲストハウスとは、ホテルや旅館とは少し違ったカタチの宿。
寝室の他に、リビングやキッチン、シャワー・トイレなどのスペースを
シェアすることでリーズナブルな価格でお部屋を提供できる他
日本各地、世界各国からの旅人との交流を持つことができます。

先日は、三重県伊勢市にある古民家ゲストハウスに宿泊しました。
大正時代に建てられた商家の邸宅を若い女性オーナーが自ら改装したそうですが
十分快適に過ごすことができ、旅人を癒し落ち着く空間となっており
遊び心のあるDIYやインテリアには魅了させられました。

昔ながらの木枠のガラス窓は、風が吹くとガタガタ鳴り、隙間風が入りました。
廊下を歩けば、床板がギシギシ鳴り、歩く音がしました。
木のぬくもりや土壁の心地よさ、現代の住宅では感じづらくなったそれらは
かけがえのない古民家の魅力として大切にしたいと感じました。
一緒に滞在した子どもたちもすぐに溶け込み、とても楽しんでおり
共感できたことに嬉しく思いました。

酒匂

『尾道の給食ランチ』

インスタグラムで見かけてから
気になっていた尾道にある
『あくびカフェー』に行ってきました。

昔の長屋を再生して作られた個性的な外観の
ゲストハウス・カフェです。
「旅と学校」がコンセプトらしく、教科書や
跳び箱、時間割表や黒板など
メニュー表が学級日誌になっていたり
小学校時代を思い出すアイテムが
たくさんディスプレイされています。

人気の「給食ランチ」をいただきました。
自然と会話も小学校時代の思い出話に
なったりと不思議な空間です。

桝田

『用瀬町の流しびな』

鳥取県の用瀬町では旧暦の3月3日に雛を流し
無病息災を祈るという新聞記事を読みました。
子供の健やかな成長を願い、災厄を雛に託して清流に
送る行事は県の無形文化財にも指定されています。
今年は4月18日(水)、平日なので行く事が叶いません。
そこで用瀬町「流しびなの館」へ電話でお願いすると
藁(わら)のリースに乗ったかわいいお雛様が届きました。
藁の部分は米俵のフタに当たる桟俵(さんだわら)と呼ばれるものです。
当地では伝統を継承したいと「流しびなの会」を作り
地区で教え合いながら作っていらっしゃるそうです。
川に流すのはもったいないくらい素朴で愛らしいお雛様。
これから1年間、我家の災いを引き受けてもらい
来年は現地の千代川にて雛送りをしたいと思います。

坂井

我家へ届いた桟俵の流しびな

用瀬町 流しびなの館HPより

『甘酒』

近年、「飲む点滴」とも言われる甘酒の
健康効果に注目が集まっています。最近は
スーパーやコンビニなどにさまざまな
種類の甘酒が置かれるようになりました。

独特の風味が苦手で飲めなかったのですが、
「健康に良いなら…」と「米麹」の甘酒を
試してみました。子どもの頃に飲んだ
酒粕の甘酒より飲みやすく、甘い香りに
なんだか癒されます。レンジで温めるだけの
簡単なものがお気に入りで、豆乳や牛乳で
割ったり、しょうがを入れてみたりしても
なかなか美味しいです。

昔から伝わる「良いもの」を改めて
見直す良い機会になりました。

中村