『和釘』

骨董品や古物、アンティークやビンテージな物を
販売するお店が約200店舗ほど集結した
「東海蚤の市」へ行ってきました。
そこで種類豊富な金物を取扱うお店があり、見つけた真鍮金物。
これ、何だろう?釘?釘にしては四角い。
フックかな?カーテンフックにしようかな?
なんて思いながら購入し、帰宅しました。

帰宅し検索してみたところ、こちらは花釘と言われ
主に和室の掛花入れを掛けるための釘の一種で
主に和釘と言う四角い角釘であり
洋釘が日本に伝わるまで使われていた
日本独自に発達した釘であったそうです。

その空間での役割を果たすべく一本ずつ作られた釘は
日本の美の文化を物語っているようです。
現代建築では、使われなくなってしまいましたが、
そのデザインは美しく、現代にも馴染んでいる気がしました。

酒匂

『苔筵(こけむしろ)』

以前、地元愛媛へ帰省したときに
苔筵(こけむしろ)という
ギャラリー喫茶へ行ってきました。

目に映るものすべて苔。
とても幻想的で別世界に
来ているような気持ちになりました。

ここは元は棚田をされていた場所を、
オーナーの村上さんが継いで5年かけて
現在の状態にしたのだとか。

この日はとても天気が良く
かなり暑かったのですが
この空間は自然の風がとても気もちよく
少し肌寒さを感じる程、涼しかったです。

自然に囲まれ静かな空間で
お茶をするのもまた格別です。

桝田

『終のすみかでゆったり暮らす』

広島県廿日市に平家の「雨楽な家」が完成しました。
築52年のご自宅を建替えられた住まい手は
お仕事をリタイアされ“終のすみか”として建築されました。

健康を守る自然素材を使い、ムダを無くしたコンパクトな
間取りで機能的に暮らせる住まいをご希望でした。
「雨楽な家」は幅広い世代の
多様なニーズに対応できるのが魅力です。

内藤

『PASS THE BATON』

京都は祇園にある「PASS THE BATON」。
伝統的建造物を改装した
現代のセレクトリサイクルショップです。

個人から集めた想い出の品物を
大切に使ってくれる次の方へ
持ち主の顔写真とプロフィール、
品物にまつわるストーリーを添えて
販売されています。

誰がどんな想いで使っていたか
「想いのバトン」を受け取って
リサイクル品を購入する。
次の方も想い出の詰まった
リサイクル品をより大切にできます。

「古いものを繋いでいく」というお店の
コンセプトに合った京都ならではの
お店だと感じました。

日野

『次代に伝える意識』

かつて公害の町として名をはせた兵庫県尼崎市ですが
今では環境モデル都市に選定されるほどです。
近松門左衛門にゆかりのある町らしく
JR尼崎駅北口には文楽作品「冥途の飛脚」の
ヒロイン梅川のモニュメントが凛と立っていました。

尼崎駅から徒歩10分ほどの「潮江すさのお神社」では
樹齢500年、幹周4mというクスノキの巨木が空を覆うほど。
緑の少ない尼崎市の「保護樹木」として守られているそうです。
自然や文化を守り次代に伝える意識が大切だと感じました。

荻野

『2016秋祭り』

10月7日は松山の秋祭りです。今年も法被(はっぴ)を
いただきました。木札とお守りを身に着け
早朝から神社にて宮出しを行い、その後
町内を練り歩きます。松山では大神輿どうしを
勇猛果敢に当てる『鉢合わせ』を行うのも見どころです。
仲間とみんなで練習しました。
一日中町内を練り歩きますのでハードですが
仲間と一生懸命神輿を担いで
今年も五穀豊穣を祝いたいと思います。

山本

『レコードをかける日』

少し前にレコードプレーヤーを購入
しました。アンプやスピーカーは
なかなか置けないので簡易な一体型です。
そっと針を落としてレコードをかける時は
A面・B面で裏返したり、ほこりが
立たないよう、針が飛ばないように
周りで動き回らないようにしたりと、
いつものMP3プレーヤーにイヤホンで
聴く時よりじっくり、ゆっくり過ごせます。
CDやダウンロードデータとはどこか
違うやわらかいアナログな音に
こころ癒されています。

中村

『耐久性・可変性に関する基準』

松山市で住宅が着工しました。今回の住宅は
フラット35Sの「耐久性・可変性に関する基準」を
満たした住宅となっています。耐震性、省エネ性と
比べるとあまり聞きなれないかもしれませんが、
使用材料の劣化の軽減や日常の点検・清掃・補修など
の維持管理が容易にできる仕様とするなど住宅を
長持ちさせるための重要な基準のひとつです。
その基準の中に室内の専用配管(給排水管など)を外部に
出すときは、コンクリート内(基礎の立上り部分は除く)に
埋め込んではいけないという基準があります。
基礎へのコンクリート施工前にスリーブベンド管(さや管)を
事前に埋め込むことで、将来床下の配管が劣化しても
容易にメンテナンスができるようになっています。今回の
配管工事以外にも重要なポイントがいくつかありますので
現場の施工とともに紹介していきたいと思います。

村上

『日本一の庭園』

島根県安来市の足立美術館を訪れました。
米国の日本庭園専門誌「Sukiya Living Magazine」
「日本庭園ランキング」で、2003年から13年連続
庭園日本一に選ばれた名園がある美術館です。
この日はあいにくのお天気でしたが
夏の風情ある緑の庭園を、庭師さんたちが
黙々と丁寧に手入れされていました。

館内には「枯山水庭」「白砂青松庭」「苔庭」
「池庭」が美しい構図で見える額縁窓や、景色が
一幅の掛け軸に見えるよう壁がぬかれた床の間など
庭園を眺めるための凝った趣向が数々施されていて
すばらしい日本庭園美を堪能することができました。
冬はきっと雪化粧、春秋はまた違った表情を見せて
くれることでしょう。収蔵近代日本画も名画揃い。
季節がかわるごとに訪れたい美術館です。

向井

『タイムスリップ』

夏休みに、鳥取にある白壁土蔵群を見にいってきました。
倉吉市の玉川沿いに並ぶ白壁土蔵群は
江戸や明治期に建てられた建物が多く
今でも当時の面影を見ることができます。
玉川に架けられた石橋や、赤瓦に白い漆喰壁の
落ち着いた風情のある街並みを歩くと
時間がゆっくりと流れていくのが感じられます。

坂本