先日某テレビ番組で、様々な業種の
同業者から選ばれた「真のプロ」の
職人の方々が取り上げられていました。
パティシエ、宮大工、蕎麦職人など、様々。
中でも印象深かった職人さんは、
大分県で造園士をされている70歳で未だ
現役の御手洗達雄氏。
自然の風景を凝縮した庭造りで知られる、
造園界の匠だそうです。
御手洗氏は幼少期、近所の川や森でよく
遊んでいたそうです。
その時見ていた「自然」をテーマに現在も
庭造りに励んでいるとのこと。
水の流れひとつにしても、石組みに関しても、
大変こだわりのある職人さんの様です。
幼少期に焼き付いた、目に見える美しい自然を
庭という限られた空間で表現し
人々を感動させ、笑顔にさせることのできる職人。
幼少期に大自然の中で育った私にも
何か学べることがある様な気がします。
日野
「庭」176号 御手洗達雄氏が創る
『水の庭の世界」より