『ブラジルが最も愛した建築家』

東京のワタリウム美術館で、会期最終日の
リナ・ボ・バルディ展を見てきました。
イタリア人女性がブラジルに帰化し1960-70年代に
作った建築は、モダンと自然が調和した独特の味わい。
内外にガラスを多用した開放的なサンパウロ美術館。
廃工場を市民憩いの場として再生したプロジェクト
SESCポンペイアでは赤い木格子の窓が印象に残ります。
どの建築も市民に開かれ、親しまれ愛されていることが
伝わり、いつかサンパウロを訪れてみたくなりました。

「建築家にとって最も大事な事は、うまく建てる事では
なく、人々がどんな暮らしをしているかを知ること」
住宅や建築の仕事に携わる全ての人々に伝えたい
リナ・ボ・バルディの言葉です。

坂井


ガラスのイーゼルが並ぶサンパウロ美術館

日本旅行の際に影響を受けたと云う木格子の窓
写真:ワタリウム美術館HPより