『朝倉彫塑館』

基本設計の段階での『雨楽な家』の外壁色は
何といっても黒が一番人気の傾向にあります。

先日訪れた東京谷中の朝倉彫塑館は
ねっとりとツヤのあるまっ黒な外壁が印象的でした。
「東洋のロダン」と呼ばれた彫塑家 朝倉文夫。
自宅兼アトリエを自ら設計し、仕上げや材料にも
こだわりを見せています。外壁の黒は防水用の
コールタールを用いているというので驚きました。

屋上庭園を持つ洋館と数寄屋の住まいを
純和風庭園で上手くつないだ風情のある建物。
明治40年から昭和10年までに7回もの
増改築を繰り返したそうです。
建物と庭と彫塑作品を堪能することができる
見所いっぱいの小さなミュージアムです。

坂井