ゆっくりくつろげる広々とした書斎も良いですが、
座ったまま手を伸ばせば本に手が届く、
機能的で小さな書斎も落ち着くものです。
こちらの住宅はLDKの広さや収納スペースを重視したため
念願のご主人の書斎部屋が取れませんでした。
ご主人の強い要望もありましたので、
書斎の使用目的などしっかりヒアリングした結果、
7.5帖の寝室の一角を利用することに決まりました。
書斎と寝室を本棚の機能も持たせた
造作パーテーションで間仕切っています。
寝室のスペースは5.5帖となりましたが、
天井がオープンなので狭さを感じない空間になりました。
また書斎も造作本棚がありますので無駄な動きがなく
効率のよいスペースになっています。
「雨楽な家」の2階は勾配天井とすることが多く、
平面的な空間だけでなく縦への広がりもあります。
上手に空間を使えば理想の間取りも実現できると思います。
村上