『「蒼穹の昴」見たさに』

中国の北京へはじめて行ってきました。
浅田次郎の小説『蒼穹の昴』や、映画『ラストエンペラー』の
独特の世界を少しだけ体感することができました。
『紫禁城』は明と清の500年間、皇帝の宮殿だったところ。
天安門から入り、最後の皇帝、溥儀が即位した広場を通り
西太后の寝室まで見て、スケールの大きさに圧倒されました。
 


[皇帝の即位が行なわれた『紫禁城』の広場]
 
次は、この旅で一番行きたかった『胡同(フートン)』を歩きました。
中庭を取り囲む『四合院造り』という伝統的な家々が路地に建ち並び
昔ながらの庶民の暮らしの一端をかいま見る思いでした。
 
そのほか西太后が好んだ離宮、『頤和園(いわえん)』を散策し
夜は西太后がこよなく愛した『京劇』を鑑賞し
中国の大きさと伝統文化の深遠さに言葉をうしなう旅でした。

荻野


[伝統的な様式の家が建ち並ぶ『胡同』]