今年の4月から、リックの設計部で仕事をすることになりました、
小竹宏明です。これからよろしくお願いします。
さて、私の実家は埼玉県の川越というところにあります。
この町は歴史が古く、昔からある建物もたくさん残っていて、
今放送されている連続テレビ小説「つばさ」の舞台でもあります。
中心街には黒漆喰で塗られた蔵づくりの町並みが、
南北に200mほど続いています。
これは、明治の火災の際でも無事であった土蔵から
ヒントを得て、急速に普及していったそうです。
「雨楽な家」でも漆喰を採用していますが、
黒漆喰は重厚感、落ち着きのあるたたずまい、
白漆喰は開放感、清潔感といったものが
感じられるように思います。
調湿性だけでなく、耐火性にも大きく優れている「漆喰」。
やはり古くからずっと使われている建築材料には
それなりの理由があるというものです。
小竹