尾道市にある尾道造船所で進水式を見学しました。
この日進水した船は、全長219メートルの
尾道ブランドのパナマ船籍石油運搬船。見上げると
首が痛くなるくらい縦にも横にも大きな船で
船台では全体像が見えません。船尾側を陣取り
進水の瞬間を今か今かと待ちわびました。
「いざ出陣!」とばかりに船が尾道水道に向かって
滑走を始め、想像よりずっと速く、ものすごい迫力で
目の前を巨体が通り過ぎ、海へと放たれました。
そこでやっと船の全容を見ることができ、その大きさに
圧倒されながら夢中でシャッターをきりました。
船の舳先や艫などの曲線部分は機械での加工が困難で
すべて人の手によって形造られているそうです。
日本の職人技が駆使されたこの船が世界で活躍する
と思うととても誇らしい気持ちになります。
何度でも見たくなる感動的な儀式でした。
向井