東海道五十三次は江戸日本橋を起点として
京の三条大橋を終点とする五十三宿の街道ですが
思い立って京都から逆に旧東海道を歩きはじめました。
一日目は三条大橋を出立し、歴史小説によく出てくる粟田口を通り
日ノ岡峠を越え、山科まで。1週間おいて二日目は、山科から
山城と近江の国境だった逢坂関を越え、大津宿を抜け
琵琶湖を望む瀬田の唐橋まで歩きました。
[京都三条大橋]
街道筋には道しるべの石碑や常夜灯が立ち
昔の人もこれをたよりに先を急いだのだろうと想像しました。
大津宿や膳所の城下町などの町場では
ばったり床几や格子のある古い町家が多く見られます。
戦国時代の京を目指す武将や、江戸時代の参勤交代の大名や
弥次さん喜多さんなどを空想しながらの道中は
歴史を体感できる、ちょっと面白い小旅行でした。
荻野
[瀬田の唐橋]