『木版画カレンダー』

老後の楽しみにと父が通い始めた木版画教室。
仲間たちと分担して作るカレンダーが 
今年も出来上がりました。
2012年のテーマは「昔、呉に市電が走っていた」
紙面には昭和初期の懐かしい風景が広がります。
 
一人が1月ずつ、板を彫り、バレンで摺り上げ
最後にみんなで必要部数を和紙にコピー。
墨汁染めの棒で綴じ、木綿の吊しひもをつけて完成。
親しい身内だけに配る手作りカレンダー。
 
和紙と木目の風合い、白黒の版画の素朴な
ふるさとの風景が心を和ませてくれる
わが家の年末の楽しみのひとつです。

坂井