雨楽な家BLOGBLOG
桧はなぜ水に強い?その理由と魅力に迫る
日本の伝統的な建築において、桧(ヒノキ)は古くから重宝されてきました。
神社仏閣の建築や風呂桶、建具にいたるまで、私たちの生活に深く根ざしている木材です。
その中でも特に注目されるのが「水に強い」という特性。
では、なぜ桧は水に強いのでしょうか?
今回はその理由と魅力をご紹介します。
ウッドワンHPより
1. 高い耐水性の秘密は「油分」と「精油成分」
桧の木には独特の芳香がありますが、これは木の中に含まれる「ヒノキチオール」や「α-カジノール」といった精油成分によるものです。これらの成分は抗菌・防カビ・防虫効果があり、木材の劣化を防いでくれる役割を果たしています。
また、桧は内部に豊富な油分を含んでいるため、水をはじきやすい性質があります。
これにより、湿気の多い環境でも腐りにくく、長くその美しさと強度を保つことができるのです。
2. 緻密な木目と構造による強さ
桧の木目は非常に細かく緻密で、年輪の幅が均等です。この均一な構造が、木材としての安定性や耐久性を高めています。
水分が内部に入り込みにくく、反りや割れが起こりにくいのも、桧ならではの特徴です。
さらに、芯に近い赤身部分は特に腐食に強く、土台や柱など建物の構造材としても優れた性能を発揮します。
3. 神社仏閣に使われる理由
奈良の法隆寺や伊勢神宮など、日本を代表する歴史的建造物に桧が多く使われているのも、まさにこの耐水性と耐久性の高さゆえです。
風雨にさらされる環境の中で、何百年とその姿を保ち続けてきた桧は、まさに日本の気候風土に適した木材と言えるでしょう。
桧は見た目の美しさだけでなく、実用性と耐久性を兼ね備えた素材として、これからの家づくりにもぜひ活かしていきたい木材です。
無垢の建材メーカーのウッドワンは2025年4月より新商品として国産ヒノキの床材の販売を開始しました。
商品紹介サイト:コンビットソリッド J|WOODONE
自然の恵みを暮らしに取り入れることで、住まいはただの空間ではなく、心と体をやさしく包み込む“癒しの場所”になります。
桧の魅力に触れることで、“雨楽な家”の心地よさをさらに身近に感じていただけたのではないでしょうか。
ぜひ一度、その心地よさをご自身の五感で体感してみてください。