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雨楽な家BLOGBLOG

2025.06.11

身の丈に合った家をつくる

1年の流れは早いもので、あっという間に春が過ぎ、梅雨の季節となりました。
今年は九州南部で5月16日に梅雨入り発表があり、沖縄のほうが後になるのは1976年以来49年ぶりだそうです。

 

梅雨空の憂鬱気分を吹き飛ばしてくれるステキなカフェが、自宅近くに2軒もオープンしました。
A店は、コンクリートやタイルなど無機質な素材が多く使われた、クールでスタイリッシュな広々とした空間。店内の雰囲気はもちろんのこと、食器や観葉植物、店員さんやお客さんまでもがオシャレで、インスタ映え間違いナシ!まるで外国のカフェに来たような気分にさせてくれます。
となると、やはり気になるのがお値段…。モーニングが他のお店だと贅沢なランチを食べることができそうな価格帯です。

身の丈にあった家づくり

 

 

一方B店は、フローリングや棚板、建具などに有機質である木が多く使われた温かみのある空間。
杉古材のテーブルにアンティーク照明など、ホッとできて長居したくなる気分にさせてくれます。
ご近所さんがフラッと立ち寄れる雰囲気で、一般的な価格帯。

 

「次また行くとしたらどっち?」と聞かれたら…私は迷わず「B店!」と言います。
これって、家も同じだなぁと思いました。やっぱり身の丈に合った空間が一番心地いい。

身の丈にあった家づくり

身の丈にあった家づくり

 

家を建てよう!となったとき、参考にしようとSNSを開くと、オシャレな家がたっくさん出てきます。
理想がどんどん膨らんでいきますよね。
私は“雨楽な家”に住んで15年目になりますが、家づくりを経験して暮らしてみて思ったことは、
身の丈に合った家づくりが大切ということです。
身の丈に合った家づくりとは、無理のない返済計画を立てて家を購入すること。

 

もちろん、理想は色々ありました。
キッチンは緑にしようかな、いや赤にしようかな
食器棚は絶対に造作!パントリーも欲しいな
洗面室には収納をたっぷり作りたいな
リビングに本や漫画をたくさん置けるスペースがあったらいいな
大きめのクローゼットが欲しいな

 

しかし、これらは全て諦めました。
なぜなら…
土地の広さも予算も足りなかったからです。
建てて終わりではありません。
長~い住宅ローンの返済が始まり、光熱費や養育費、車の購入費だって必要になります。
自分たちの老後のことも考えなくてはいけません。
理想をできる限り詰め込んで住宅ローンの返済で生活を圧迫する暮らしよりも、
身の丈にあった予算内で工夫して建てて、少し余裕のある暮らしの方が断然いいです。

 

住宅ローンの仮審査を申し込んでみるとわかるのですが、銀行は
「え、こんなに?!」と思うくらい結構大きな額のお金を貸してくれます。
しかし、銀行が貸してくれる金額は必ずしも無理なく返せる金額ではありません。

 

中古物件を購入してリフォームしたり、建売を買うのもひとつの方法です。
流行りや他人軸に惑わされずに自分たちには何が必要なのか、どう暮らしていきたいのかを
家族でしっかり話し合って家づくりをしてみてください。
当初の理想とは違っても、予算内で無駄を省いた住みやすい満足度の高い家づくりができますよ。

 

雨楽な家・景

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