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2025.05.14

時代を越えて愛される浴衣

浴衣が店頭に顔を出すシーズンがやって来ました。
浴衣を見ると、心のスイッチが切り替わったようなワクワクした気持ちになります。

 

娘が通っている高校の体育祭では、3年生全員が浴衣を着て盆踊りを踊るのが恒例なのですが、女子はもちろんのこと、男子の浴衣姿もとても可愛くて、毎年楽しみにしています。

浴衣

皆さんは、“浴衣”と聞いたときに、どんなイメージを持ちますか?
“夏祭りや花火大会でおしゃれ着として着るもの”、“旅館に泊まる際に着るもの”などでしょうか。
“浴衣”とはもともと、貴族など格高の人々が蒸し風呂に入るときに召していた
湯帷子(ゆかたびら:麻製の上下分かれた甚平のようなもの)が起源だそうです。
当時は、今のバスローブのような感覚で湯上り着として着用していました。
風通しが良くて汗をよく吸う綿や麻の素材で仕立てられていて、洗ってもすぐに乾く優れものです。

 

柄の話をすると、例えば私の母世代は、紺地に白の柄か白地に紺の柄のものが浴衣の
イメージのようですが、高校生の娘世代は、カラフルで大きな柄のものが浴衣のイメージのようです。
私も母に近いイメージを持っていましたが、今どきの浴衣は良い意味で何でもありですね。
先日、ミッキー柄やドクロ柄の浴衣を見かけました。
一般的には、背の高い方は大きな柄、小柄な方は小さな柄が似合うそうですが
もう似合う似合わないは関係なく、ぐるっと巻き付けた布の中でいかに自分を表現するか。
レースやパールをあしらったり、帽子を被ったり、もはやアートの世界です!

 

そんなカスタマイズできるようになった浴衣ですが、
「なんだか窮屈そう…」というイメージがありませんか?
実は浴衣には、着用するとこんな嬉しいメリットがあるのです。

①体型を気にせず着られる
②姿勢が良くなる
③風の通りが良く涼しい
④汗をかいても気持ちが悪くない

 

「着てみたいけど、自分で着付けできないし…」と
躊躇している方は、“レンタル浴衣”という手があります。
観光地で浴衣を着て散策するようなプランがよくありますが、最近では
浴衣で参加する女子会や食事会などの企画も流行っているようで
浴衣をレンタルする方が増えているそうです。

 

色鮮やかな浴衣姿を目にするだけでも、日本ならではの風情を感じますよね。
伝統や文化を感じつつ、自分自身を表現できることが浴衣の魅力だと思います。
浴衣を着て、わが家の濡縁で心地よい風を感じながらホッと一息つく…
そんな何ともステキで贅沢な時間を過ごしてみたいものです。

 

浴衣

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