雨楽な家BLOGBLOG
Low-E複層ガラスの効果
ウェザーニュースの「猛暑見解2023」の発表によると、今年は平年より暑く、7月下旬から8月上旬にかけて暑さのピークを迎える見込みです。
すでに全国各地で猛暑日を観測し、いよいよ夏本番が到来。猛暑と電気料金の高騰が家庭を直撃します。
2025年には省エネ義務化が施行されますが、住宅取得のための優遇措置(補助金、住宅ローン優遇金利、住宅ローン減税など)には省エネ性能の確保が必須となっています。
その基準をクリアーするために建物の性能(断熱、遮熱)を上げる必要があります。
下図のように、開口部(特にガラス)への対策が重要なポイントとなっています。
今回はLow-E複層ガラスの種類と特徴について説明します。
Low-E複層ガラスは、ガラス面に薄い特殊金属膜をコーティングしたガラスです。
外部からの紫外線や日射熱などのカット率が高まります。
【Low-E複層ガラス:遮熱タイプ】
太陽の熱線をカットし、室内の暖かさや涼しさを逃がさない断熱効果があります。
東西南北のいずれの窓にも適しています。
■効果 「遮熱」「高断熱」「高防露」「UVカット」
■特徴
・冷房効率を高める
・日差しの強い西日対策
・紫外線による室内の色あせ防止
【Low-E複層ガラス:断熱タイプ】
室内の暖かさや涼しさを逃がさない断熱性に加え、暖かい太陽光を取込む効果もあります。
軒の出がある南側の窓に適しています。
■効果 「高断熱」「高防露」「UVカット」
■特徴
・室内の保温効率を高める
・寒い日の暖かい日差しを取込む
出典:YKK AP株式会社【公式サイト】
Low-E複層ガラスの「遮熱タイプ」「断熱タイプ」の効果を知って
快適な居住空間を計画しましょう。